PiPi's World 投稿小説

プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 36
 38
の最後へ

プレイボール! 38

「ふ〜ん…」
直樹の母親は、基本的に料理にあまり手をかけない。
このサラダも料理としては簡単な部類だ。
だから、直樹としては、サラダくらいで?くらいの気持ちしかなかった。
「直ちゃんサラダも食べるからドレッシングも持ってきて。」由美はサラダがあったことが嬉しかったようで笑顔だった。
「は〜い。」直樹はさっきから由美に使われていたので悲しかった。
もし、結婚したら尻にひかれるんだろうなあ…。ドレッシングを取りに行きながら直樹は思った。
「(クリスマスだし……やってもいいよな…)」
ふと直樹の目の前には冷蔵庫内にある食いかけの桃の缶詰があり桃のイラストは欲求不満の直樹に間違いなく理性を吹き飛ばした。それは2ストライク3ボールと言う打者にとっては極限の状態でバットを振るかどうかと言う心理にも似た状況である。直樹はふと見るとカクテル缶を見つけた。
直樹はドレッシングをもって行き由美の目の前にカクテル缶を出す。
「これってお酒?」
「ジュースで割った奴だし……外に出なければばれないって…」
直樹はカクテル缶を開けてグラスに注ぐ。
「どうしてお茶割りの奴なの…」
「親父が好きなんだよ……」
ムードが無いが直樹は由美の桃の果実を食べたい……つまり合体したいのである。
「一杯だけよ」
由美はそう言うとグイと飲み込むと彼女の顔は仄かに赤くなる。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す