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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 36

「…やっぱりダメよ、私達まだ未成年なんだから」
マジメな由美は、直樹のいい加減な言い分に納得が出来なかった。
「じゃあとりあえずラベルを見るか。」
直樹がシャンパンの外袋を開ける。
「ほら、子供用だぜ。」
直樹は誇らしげに由美に見せる。
「う〜ん。まあいいわ。」
由美は納得いかない表情をしながらもそう書いてある以上納得せざるを得なかった。
「じゃあ乾杯〜」
二人はシャンパンをついだグラスを合わせる。
「来年は甲子園に行くぞ!」
「その前に高校に入らないとね、なおちゃん。」
「それは今日は言わない事にしよう。」直樹の頭の中は勉強をしたくないことでいっぱいだった。
「もうっ、なおちゃんったら。」由美はあきれながらシャンパンを飲んだ。
「良かった、ほんとに子供用だった。」由美は少し安心していた。
「だからいったじゃないか。いくら母さんでも子供に酒を飲ませることは………無いと思うよ。」またしても言い切れない事に少し怖かった。
直樹は何か企んでるんじゃないかと勘繰りたくなるような口振りをする。
実際のところ、パーティーが急だったこともあり、直樹に策略などなかった。
しかし、普段ないシャンパンが家に置いてあったので、もしかしたら…と直樹は思っていた。
母さんが出かけるなんて聞いて無かったし、魁もパーティに出かけたからおそらく母さんが考えてた作戦だと思う。

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