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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 4

軟球だったおかげで、ケガをしなくてすんだが、痛いことにはかわりなかった。
しかし、Aぐらいでキレるなよ。っと心の中で思った。
「タイムお願いします。」ボクはそういってベンチに戻って行った。
「なおちゃん大丈夫?」由美ちゃんはオロオロしながら聞いてきた。
「大丈夫だって、倒れた時に腕をすりむいたから消毒しにきただけだし。」そして治療が終わり一塁に戻ったボクは、ピッチャーが一球目を投げた時に盗塁をするために走りだした。
「ボール!」
コールが速い。走ることが読まれてたか。
二塁手も捕球体勢に入っている。
「(間に合ってくれ)」
僕はそう思いながら滑り込んだ。
「セーフ!」二塁塁審が両手を広げて叫んだ。どうやらギリギリだったらしい。
「ふぅ」
僕は立ち上がった。
「うっ!」
左足に違和感を覚えた。少し捻ったかもしれない。
しかし、大事な試合だし、たいした痛みではなので、我慢することに決めた。


ノーアウト二塁のチャンスだったが、後続が打ち取られ、結局この回の攻撃は終わってしまった。

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