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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 29

「はぁ、はぁ、だ、大丈夫……。」
そう言うと直樹に軽くキスをした。

直樹の方は違う意味で大丈夫ではなかった。パンパンに膨れた自らの分身を、迷う事なく由美の蜜壺にあてがう。
「挿れるぞ。」
直樹の言葉に由美は小さく頷く。そしていざ欲望のままに由美を貫こうとした瞬間……

「ただいまー!」
玄関から扉が開く音とともに女性の声が二人の耳に響く。

「大変!お姉ちゃん帰ってきちゃった。」
そう、その声は由美の姉の由真のものであった。
由美はベットから素早く抜け出し下着を身に付ける。
手早く服を身に付けていく由美を直樹は呆然と見つめていた。
「あの、由美さん?」
「ん、ほら、なおちゃんも早く服着て!」
由美は白いセーターから首を出したところで言った。そして制服を直樹に投げ渡す。
「……はい、わかりました。」
直樹は服を受取り渋々と着ていくが、股間の膨らみはそれに抗議するかのように下着を履く邪魔をする。それはスラックスを履いてからも暫くの間、見てすぐわかるほど自己主調し続けたのであった……。
それはさておき…

直樹が服を着たところで、部屋のドアが突然開いた。そこに居たのはもちろん由真だ。
「由美、ちょっといい?あれ、直樹君来てたんだ。」
「お姉ちゃん!ノックくらいしてよ!」
由美は当然抗議の声をあげる。
正直今までしてたことがバレていないか、二人の心中は冷や汗ダラダラのドキドキものなのだ。
「たった二人の姉妹なんだから、そんなこと気にしないの!それともなにかやましいことでもしてたとか?んん?」
由真は不自然なほどニヤニヤしながら言った。
もちろん由真は、二人がなにをしていたのか分かっていてわざと言っている。家に入る前に由美の部屋から光が外に漏れていなかったこと、玄関に直樹の靴があったこと、そして今の二人の様子、誰が見ても一目瞭然だった。
しかしそれが分かっていながらノックもせず部屋に入るのが、由真の良い所(悪い所)である。
そして由真は、顔を赤くさせうつむく二人をみて思う。
(二人とも純情ね。私にもこんな頃があったのかしら?)

「お、お姉ちゃん何の用なの?」
やっとの思いで由美が声を出した。かなり動揺しているのがみてとれる。
「あ、そうそう。お母さん今日帰るのが遅くなるから、ご飯自分達で作って、って言ってたよ。」
二人の反応を見るという目的もあったが。
「だから料理するのてつだってね。」
由真は左手に持ったスーパーの袋を見せながら言った。

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