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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 25

しかし、それは由美がテスト対策のノートをテスト前に貸していたからというのは母は知らなかった。


学校へ向かいながら二人は歩き話をしていた。
「もうすぐ今年も終わっちゃうね。」由美は白い息を吐きながら名残おしそうに話した。
「もうそんな季節かあ」
その時北風が強く吹いた。
寒い、やっぱりコート一枚じ足りなかったかな?俺もマフラーしてきたら良かった。
そんな事を考えていると由美が手を握ってきた。
「へへっ、直ちゃんの手冷たいね。」由美は笑顔で言った。
「由美の手が暖かいんだよ。」俺も微笑みながら返事をした。
はたから見たらバカップルであったであろう………
『恋は盲目』昔の人は上手いことをいったもんだ。
たまにはこんなのもいいかも知れないな。最近勉強ばっかりで全然遊んでないし。
そこで直樹はふと思い付いたことを提案する。
「由美、来月のクリスマスに二人でパーティーでもしないか?」
「なおちゃん、まだ受かるかわからないんだから、遊んでる暇ないでしょ?」
「うっ…。」
由美の指摘に何も言えなくなる直樹。由美と勉強することで着実に学力が上がっていった直樹だが、兄が通った高校の推薦入試予想倍率は約十倍と楽観視できる数字ではない。
「だから、今日の模試の結果がよかったら…いいよ。」
と、由美は満面の笑みを浮かべ答える。
由美のその言葉に、今日の模試によりやる気を出した直樹であった。

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