PiPi's World 投稿小説

プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 17
 19
の最後へ

プレイボール! 19

「ちくしょう、今度後頭部めがけて金属バットでフルスイングしてやる。」直樹は恐ろしい事を言いながら、自分もシャワーを浴びるため浴室へむかった。
「…ったく…兄貴達めぇ…」
直樹はぶつぶつと独り言を言いながら、浴室のドアを開けた。
「きゃっ…?!」
「えっ?…わぁっ?!」
直樹の目には、シャワーを浴び終えた由美の姿が飛び込んできた。先程まであんなことをしていたが、熱が冷めたことによって、恥ずかしさが二人を襲っていた。
「ごめんっ!」
直樹は勢い良くドアを閉めた。
「すぐに服着るから…っ!」
由美にそう言われ、しばらく待っているとドアが開いた。
「…先に…部屋に行ってるねっ!」
顔を真っ赤にした由美が直樹の横を通り過ぎ、二階にある部屋へ戻って行った。
直樹は風呂に入り先程の行為を振り返っていた……自分のこれで由美を女にした……これで良いのだろうか?

由美はシーツを出しマットにつけようとするとうっすらと残す破瓜の血を見てカァ〜〜と赤くなる。数日前に偶々自宅に来ていた達也に悩みを相談したら誘ってみてはどうかと言われ自分も手助けするからと言った。つまりあのカルピスには媚薬が仕組まれていたのだ……その時にベットの隙間にあった雑誌を拾い上げた。
わかっている人もいると思うが由美がみつけたのはエロ本である。
由美はおそるおそる中を見てショックのあまり声が出なかった。

それもそのはず中学生が買えるものではない。それもDVD付きである。
しかし、直樹の部屋を探してもDVDは見つからず野球関係の雑誌ばかりだった。
そして由美は1つの答えを考えた。
おそらく直樹が友達に借りたのであろうと。
しかし正解は達也がその気にさせるためにおいて有ったことは誰もしるはず無かった。
直樹の声がしたので由美は咄嗟にその本を自分の鞄に入れた………。
「由美……あの…」
口が進まない直樹に由美も黙る……。沈黙が続き二人は黙々と宿題をしていく。


数日後……直樹は推薦入試を兄が通った名門高にしてすべり止めに新設される高校にする事を監督に告げた。
「そうか……ガンバレよ……」
監督は言うと直樹は頷く。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す