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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 15

病院に着くとリトルリーグにて同じチームだった青島 順介と会う。
「直樹に由美か……どうした?」
「この前の試合後でドクターストップになった……どうして此処に?」
「こんど新設される高校に行こうと思ってその下見の序でに藤間の陣中見合いさ…」
袋を見て中身は想像が付いた。藤間 孝とは二人が属したリトルリーグの同じチームに属していて小学生ながらも高校生並のバッティングをし怪物と騒がれ彼も通う中学校で野球部に属し注目されていたが予選開始直前に交通事故に遭い入院している。
「そっか…藤間も…。でも、何で新設校なんかに行くんだ?」
「何でも野球に力を入れるらしくてね。お前、土居 英雄って人知ってるだろ?」
「ああ、宇川二高を甲子園に導いた監督だろ?」
「そうだ、その土居さんを招聘するんだと」
「へぇ〜、それは知らなかった」
「本気度が伝わってくるだろ?それなら見ておく価値はあるんじゃないかと思ってね」
兄貴が通った名門校も良いかもしれないが自分程度のレベルならゴロゴロいるし何よりも故障個所も多い……しかし、その新設校なら即戦力にもなれる可能性が高い。
「達也さんって何処に行くのかな?」
「さあな……親父と同じチームかも知れないけどね…」
兄貴はプロからも声をかけられ特に親父が在籍していた小樽キラーホエールは熱心なのだ。
「それよりも藤間の怪我って……深刻なのか?」
「大した事ないけど…8月には退院出来るって」
友人の順介と話しながら言うと病室へと入る。
「久しぶりだな藤間、元気か…」そんなことを言いながら入ると藤間はエロ本を読んでいた。
「いや…元気そうだな…特に股間が…」俺が言うと順介は苦笑いをした。
「よう、久しぶりだな直樹。後輩が持ってきてくれたんだよこれ。けっこうかわいいぞこれ。」そういって藤間は本を見せて来た。
「おっ…どれどれ?」
俺が藤間のエロ本を見ようとした時、横から手が伸びてきて本を取り上げた。
「藤間君?なおちゃんにこういうのを与えないでくれる?」
その手の主はやはり由美だった。
「(静かにキレてる…)」
由美は微笑みながら言っていたが、いつものとは全く違うオーラを漂わせていた。

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