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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 127

一般的な男子であればあす香の行動によって理性がたえきれずあす香をおしたをすところだが直樹の頭は違うこと考えていた。
(さっき言われたばっかなのにいったい俺は何をしているんだ。)直樹はがんばっていた。

そのころ由美は直樹を必死になって探していた。


ドンッ!
キョロキョロしながら歩いていた由美は前方にいた人にぶつかってしまった。
「あっ!すいません」
そう言って立ち去ろうとすると肩を掴まれた。
「!?」
「ちょっと待った、ごめんで済んだら警察いらねえんだよ!」
由美が振り返ると、いかにも遊び人風のだらしなく制服を着た高校生が3人立っていた。
「ご、ごめんなさい、前をよく見てなくて…」
由美はやや怯えながら言う。
「…キミ結構カワイイねえ、悪いと思うなら俺らに付き合ってよ」
リーダー格の男がニヤつきながら言う。
「イヤ…私急いでるんで」
その場を離れようとした由美の腕を掴む男。
「いいじゃんかよ!ちょっとぐらいよぉ」
「イヤです!(あぁなおちゃん、助けてっ!)」
由美はそう思ったが、この場に直樹はいない。
が、そこへ偶然松本と滝川が通り掛かる。
「離してっ!」
「あれ?あそこにいるのは…」
「笠原だよ!」
絡まれてると悟った二人は、由美達の元に駆け付ける。
「おい、お前ら何してんだよ」
滝川が男達に声をかける。
「あ?何だお前ら」
「俺達の連れに手出すなよ」
「何だと?やるかこの野郎」
睨み合うリーダー格の男と滝川。
一触即発の雰囲気となる。
「滝川、その辺にしとけ」
背後から現れたのは元相撲部員の柊。そのガッチリとした体格は男達を威圧するには充分だった。
「俺が相手になってやるぞ」
つかつかと歩み寄る柊。
「…チッ、行くぞ」
男達は由美を解放し去って行った。
「笠原大丈夫か?」
「う、うん、ありがとう」
柊の問いに目を潤ませながら答える由美。
「しっかし、ウチの記念すべき文化祭にあんなヘンな奴まで来てたとはな。滝川、お前も気を付けろよ」
「ああ、すまない」

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