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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 126

「なおちゃん、どうだった?」
『いやあ、セックスしろって言われちゃったよ。ハハハ』
などと言える訳がなかった。
「…まあ、当たり障りのないこと言われただけさ」
「へぇ〜、どんな?」
食い下がる由美。
「え…っと…ら、来年は大殺界だから大人しくしてなさいって」
やや声の上擦る直樹。
「ふぅん…じゃあ今度は私が見てもらおっと」
そう言い、由美は館の中に入って行った。
「(ったく、セックスしろってどんだけなんだよ)」
「あっ!高橋君」
直樹が声のほうを見ると、浴衣姿のあす香がやってきた。
あす香のクラスは射的やヨーヨーすくいといった夏祭りにある出し物で、より雰囲気を高めるためクラスの女子は浴衣を着用していた。
浴衣姿のあす香はいつもとは違う色っぽさがあり、それに直樹はドキッとする。
「高橋君、何してるの?」
「ああ、由美を待ってるんだ。今中に…」
言い終わらないうちにあす香は直樹の腕を引っ張り走り出す。
「っておい!あす香」
「私ね、いいところ知ってるの」
あす香が由美と言う名に反応したのは言うまでもない。
数分後…
由美が館から出て来た。
でも肝心の直樹がいない。
「あれぇ?なおちゃん先に野球部の店にでも行ったのかなぁ?」
首をかしげる由美。
当の本人withあす香はと言うと、上級生用の隅の教室に来ていた。
照星高校は今年出来た高校なので2・3年生はいない。
でも教室等の設備はあるため、教室が使われて無いなら、完全に秘密空間になる。
「ふふふ…高橋君、私今下着つけてると思う?」
「え…つけてるんじゃ…」
「ハ・ズ・レ。実は下着つけて無いの。嘘だと思うなら私の胸触って見る?」
「えっ!?いや、それは…」
直樹は自分の前に右手を小さく挙げる。触りたいのか拒絶なのか中途半端な手。
その手をあす香はそっと掴み胸元に当てる。
「どう?分かる?」
「あ、あす香・・・」直樹は声をあげるがあす香は無視し手を激しく動かそうとする。

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