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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 125

文化祭の出し物は部のみならず各クラスでも行われるため、部員全員がずっと野球部の出し物に構ってはいられない。
そこで料理の腕がある野田、相馬、下滝が中心となり、他の部員達はシャッフルでサポートすることになった。
直樹はと言うと…本命(?)の彼女由美ちゃんと他店舗を回ることにした。
ちなみに彼らの担当は二日目の午前中。
まずはクラスの方の出し物であるお化け屋敷に向かうことにした。
こちらは三日目に担当する。
「さ、なおちゃん入るよ!」
「あ…ああ…」
乗り気な由美に対して若干怖じけづいてる直樹。
どうやら彼は150kmのストレートよりお化けが苦手らしい。
「ぎゃあああっ!」
そう大声で叫んだのは直樹。キョトンとしている由美の後ろに隠れてしまう。
目の前には井戸から出て来た血塗れの幽霊がいた。
「なおちゃん、恐がり過ぎよ」
由美は呆れるように一息ついた。
「だって、だって…」
「もう…」
「あっ、由美待ってよ」
由美の後ろをコソコソと着いて行く直樹。
その後も何も無かったかのように進む由美と、へっぴり腰で進む直樹がいた。
そして彼らが出て来た所にたまたま通りかかった茅野は…
「あいつあんな弱点あったのか…これはチャンスだな。」
…と一人ほくそ笑んでたという。
その後二人は由美のリクエストで占いに向かう。
「なおちゃん先に占ってもらいなよ。」
「い、いいよ…。」
「何かアドバイスくれるかもよ。」
「遠慮しとくよ。」
でも結局占ってもらうことになった直樹であった。
占いの館に入った直樹。
占い師役の女子生徒(?)にこう言われる。
「高橋直樹さんですね?」
「は、はい…。」
「あなたは今ハーレム状態じゃないですか?」
「な、なんでわかるんですか?」
「水晶に現れてますから。あなたは確実に彼女をどちらか一方に絞るべきですね。そうしないと、どこの球団からもオファーが来ませんよ。」
「…」
「既成事実を作ってしまえばいいんですよ。つまりはセックスという訳ですがね。」
「つまりセックスしろと?」
「そういうことです。あなたの活躍を期待してます。」

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