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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 124

しかしキラーホエールズは日本シリーズでダイナマイツに3‐4で敗れ悲願の日本一とはならなかった。
ダイナマイツは50年振りの日本一に輝いた。
そして、オフになるわけだが、人事異動が例年に無く慌ただしい。
まずファルコンズのエース松若やキラーホエールズ岡嶋やワイルドキャッツ伊川やエンペラーズ岩群がメジャー挑戦を表明。
更にキラーホエールズは尾笠原がFAでフェニックス入団も決定し新城の引退も含めて戦力低下が心配される。
一方、ドルフィンズはV奪回の為に不可解な経緯でフェニックスに行ってた小窪をFAで獲得。
しかし、代わりに吉竹を放出してしまう。
更にエンペラーズからサトームセン、刹原とのトレードでサンライズ三田村を獲得。
ユニコーンズはドルフィンズからザルータを獲得。
一方のセ・リーグだが、フェニックスは吉竹・尾笠原以外にもブルドックス渓をトレードで獲得。
更にサンライズからFAで角倉を獲得。
代わりに大ベテラン久藤を放出。
これ以外にも選手の異動が相次いだ慌ただしいオフになった。
そして、45年振りにリーグ優勝を果たしたキラーホエールズは、青谷監督とコーチである達樹の辞任を発表した。
表向きは勇退だが、実質は解任だった。達樹は短気な性格からシーズン中何度も退場処分になっており、チーム内外から不信の声が上がっていた。
その達樹を親友という理由だけで登用した青谷監督も責任を感じ、職を辞するに至った。
なお、後任の監督には、メジャーリーグで監督経験もあるビルマン氏に決まった。
その達樹だが、普通ならどこかの放送局の解説者や評論家としてのオファーが来るのだが、それは全く無かった。
彼の現役時代13年の成績は3311打数842安打で2割5分4厘、93本塁打・232打点とそこそこだが、酷い乱闘癖持ち故に仕方ない。
そのため、照星高校野球部の臨時コーチを1年間務めることになった。
直樹は反対したが、元プロから教わりたい他のメンバーに押し切られた。
とはいえ、彼らも野球部員である以前に一高校生。
試験もあれば学校行事もある。
その一つ、文化祭で野球部は何か出すことになった。
出し物を決めるのは難航したが、結局焼きそばをやることになった。
部員達が準備に練習に追われながらも文化祭当日が来る。

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