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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 114

初球はボール。2球目はファール。3球目は際どいコースに決め、2−1と追い込む。
そして4球目、相川は低めにストレートを投げる。しかし、高井はそれを捕らえ引っ張った。痛烈な打球が三塁線を破る。
長打コースとなり、ランナー二者が生還。打った高井もセカンドへ。
後続の中西、田村は何れも外野フライに打ち取り、失点は最小限に留めたが強豪校相手に2点を先制される苦しい展開となった。

4回表は、1番滝川から。
滝川は粘るがライトライナーに倒れる。
そして2番藤井。
セーフティーバントを試みるも、サード中西に上手く反応されアウト。
3番直樹。
1‐3からカウントを取りに来たカーブを上手くすくい上げる。
何とこの打球がレフトスタンドにいる照星の応援団の真ん中に突き刺さるホームランとなる。
続く野田は見逃し三振に取られたが、直樹にとっても、また照星にとっても大きなホームランによる1点が入った。
4回裏は7番伊東がヒットを放つものの後続が凡退。
5回、6回は小橋、相川ともに踏ん張り、1−2のスコアで終盤戦に入る。

7回表の攻撃は直樹から。前の打席でホームランを放っただけに、本人も周囲も気持ちが高ぶる。
マウンドの小橋はストレートとカットボールで攻め、直樹はファール2球を挟み2−2からの6球目、ストライクゾーンから消えるフォークにバットが空を切り三振に倒れる。
4番野田は2球目のカットボールを強振するも、レフトスタンド数メートル前で失速した打球を捕球される。
5番柊は初球の甘いボールをいきなり狙い打ち。
打球はライナーで小橋を襲う。しかし、小橋は逃げずにグラブを出しキャッチした。
小橋は小さくガッツポーズをしてベンチに戻る。
この気迫のプレーが明法大柏に流れを呼び込む。

7回裏の先頭は好プレーを見せた8番小橋から。
その小橋が相川のカーブを叩き、レフト前に打球を転がす。
続く三笠はバントで送り、得点圏にランナーを進める。
このチャンスに1番星野。しかし星野は相川のシュートを打ち損ねて、ピッチャーゴロに倒れツーアウト。
迎えるは2番村西。

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