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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 113

試合当日…
挨拶が済むと、明法大附属柏の選手が各守備位置に散っていく。
照星は先攻。
マウンドにはエース小橋が上がる。
小橋は2年生右腕で甲子園でも投げた経験がある。
武器は大きなカーブ(速いのと遅いのが有り)とフォーク、そしてカットボールである。
ストレートも140台がコンスタントに出る。
1回表照星はその大きなカーブにタイミングが合わず三者凡退となる。
内訳は滝川が二ゴロ、藤井が遊飛、直樹は空振り三振であった。
1回裏、照星のマウンドには不動のエース相川が上がる。
相川も小橋に負けじと、二者を打ち取る。3番高井は四球で歩かせてしまったが、4番中西に真っ向勝負を挑み、ストレートでセカンドフライに打ち取った。
相川も立ち上がりは上々だ。
続く2回表は…
野田…レフト前ヒット
柊…空振り三振
橘…遊ゴロ併殺打
次の2回裏
田村…左二塁打
桑田…三犠打
伊東…見逃し三振
小橋…右フライ
…であった。
そして3回表…
この回はあす香LOVEの茅野から始まる。
この試合もあす香にいいとこを見せようと張り切る。
しかし、2‐1と追い込まれた。
4球目…カーブが甘く入る。
でも、気合いが空回りして空振り三振に倒れてしまう。
続く相馬・相川も三振に倒れる。
相手が全国区の高校の投手ともなると、流石の照星打線も荷が重い。
二試合連続コールド勝ちした勢いも一気に削がれてしまった。

3回裏の攻撃は9番三笠から。
その三笠が1−2からの4球目を意表をつくセーフティーバント。照星の守りはバントシフトではなかったため、サードの茅野が前進して捕球した時にはファーストへ投げることが出来なかった。
ノーアウト一塁で打順は1番星野に戻る。
その星野はバントの構えを見せる。当然内野は警戒する。
そして0−2からの3球目、ストライクゾーンに投げてきた相川の球を見た星野は、バントの構えを解きバスターを仕掛ける。流し打った打球は三遊間を抜ける。
これでランナー一、二塁となり、続く2番村西は送りバントをキッチリ決め、ワンアウトランナー二、三塁として3番高井を迎える。

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