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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 112

その成東商業戦を戦う為、日々練習していくメンバーであった。
しかし、彼らとて一高校生。
恋や遊びをしてたりする訳だ。
直樹は言わずもがな、イケメンエース相川にも彼女が出来た。
お相手はUNOで相川にナイスパスを出した森田真美である。
他、野田や藤井や相馬など、女子剣道部員と仲が良くなった部員もいる。
ただ、この人はと言うと…
「あ〜高橋の野郎!!両手に花状態で帰りやがって!!あす香ちゃんだけでも置いて行けって!!」
あの時以降、由美と直樹の帰りにあす香が付いて来ることになった。
とは言え、高校から駅までではあるが。
その間、由美vsあす香の女の戦いも何度か開催されている。
茅野はそれを知ってか知らずか相変わらずあす香LOVEを叫んでいる。
「元気出せよ!茅野!」
相川が茅野にそう声をかける。
ただ、茅野からは
「彼女持ちは余裕だなぁ。」
と、ヒガミが返ってくる。
「川崎を振り向かしたいならさ、ホームラン打てばいいじゃないか、今度の試合で!」
相川のこの台詞に勇気づけられた茅野は、次の成東商業戦で3‐3 2ホームラン 6打点という大暴れを見せる。
チームも先発松本が好投するなど8‐1でまたもやコールド勝ちする。
でも、あす香が茅野を完全スルーなことは変わらなかったとか。
ちなみに次の試合の相手だが、夏の甲子園千葉県代表校でベスト16まで昇りつめた明法大附属柏と決まった。
甲子園ベスト16の立役者強打のサード3年山崎はいないが、強豪であることは変わらない。
何せこの高校は過去戦国千葉において、春3回夏7回も甲子園出場を果たしている。いわば、常連校として全国にもその名が知れ渡っている千葉の強豪校なのだ。
照星にとっては今までで過去最強の敵と言える。
そういう学校のため、照星ナインは戦えることを楽しみにしていた。今の自分達の力がどれだけ通用するのかと。
一方の明法大附属柏の高田監督も、新設校ながら名将土居監督が率い、相川や野田といった中学時代に名を残した選手のいる照星との戦いを心待ちにしていた。
今までチームを引っ張ってきた山崎ら三年がいなくなりチーム力はやや落ちたものの、新チームは二年生エース小橋ら粒は揃っている。
当然春の選抜出場も狙っているので、四回戦で負ける訳にはいかない。
ベスト16をかけた両者の戦いが始まる。

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