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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 107

この前、所沢ドームで行われたファルコンズ戦、打者田中健に対する死球に切れて相手投手和久井に暴行を加える。
それにキレたホルレラに反撃されてしまうのだが、これで3者退場となる。
しかもこの試合、2‐14という大惨敗を喫してしまう。
翌日も3‐7で敗北したが、この時に交代機に不満を抱いたエース兼村が首脳陣批判をマスコミにぶちまける。
エースの首脳陣批判だけでキラーホエールズは止まらなかった。
主軸の尾笠原も首脳陣に対する不満をぶちまけたりした。
特に尾笠原に至っては今年習得したFAもあり、尚更話題になっている。
そこでキラーホエールズは、高橋コーチを二軍に下ろし、二軍から別のコーチを昇格させた。
「暴れすぎだよ…オヤジ…」
このニュースを見ていた直樹はそうつぶやく。
「どうにかならないかしら?」
一緒に見ていた由美はそう言う。
「無理よ。あの人は打撃理論も無い野性的な人だからね。私がいないとセーブできないわ。」
直樹の母叶恵はそう答える。

「とりあえず直樹、あんたは由美ちゃんを困らせないような野球選手になりなさい!」
母は直樹に忠告する。
「わかったよ、母さん。」
その翌日から、また学校のグラウンドでの練習が始まる。
うだるような暑さの中、連携プレーや特守が行われる。
全ては秋に行われる秋季大会に向けてである。
秋季大会の結果次第では甲子園に行くことが可能である。
だから、尚更練習が必要なのである。
ちなみに、今年の夏の甲子園では西東京の西藤と南北海道代表の田仲が熱投を繰り広げ、最後は西藤が勝利している。
千葉県代表の明法大附属柏はベスト16という成績を残し甲子園を後にした。
甲子園が終わり、九月になると春の選抜をかけた秋の県大会が始まる。
その県大会で決勝まで行った二校が、関東大会(東京を除く七県による大会)に出場出来、そこでベスト4以上なら選抜出場確実と言われている。
夏の大会で三年生が抜けるため、各高校とも戦力は軒並みダウンする。
一方の照星は全員一年生なので戦力は落ちない。加えて、夏の大会を経験した強みもある。
よって、夏の大会よりは期待出来る。強豪校とのレベル差はまだまだあるが。

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