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聖華学園
官能リレー小説 - 学園物

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聖華学園 90

警備の者達の任務に、海中警備の任務があるので趣味と実用を兼ねている。

「ねぇ、美月。 あの台の高さってどれくらいなの?」
清司は飛び込み台を指差しながら美月に尋ねると
「一番低いところが飛び板飛び込み用で1メートル、一番高いところは高飛び込み用で10メートルですわ。」
「ねぇ、美月。あの台に昇ってみたい。 いいでしょ?」
と言って清司は美月の手をひいて飛び込み台に昇ろうとするので
「昇るだけなら…。」
ということで皆で昇ってゆく。

一番高い10メートルの高飛び込み台につくと清司は、台の上から下を見てしまった。
「たっ、たっ、高いよ。 ほっ、本当にここから、飛び込むの? こっ、怖いよ。」
清司は腰が引けてしまい、ゆっくりと後退りをしてしまう。
「清司様。 この楓が見本を見せて差し上げましょうか?」
と言うと楓は軽く準備運動を始める。
「楓。 本当にここから、飛び込むの? 恐くないの?」
楓は体を動かしながら、
「怖くないと言ったら嘘になりますわ。 ですが、飛び込み方を間違わなければ痛くないですし…。 プールの深さがあるので怪我もしません。 清司様は下から御覧になりますか? それともここから、御覧になりますか?」
「し…下からみるよ
だってここ、怖いもん」
「では、清司様達がこの台から降りられたのが、上から確認ができたら飛び込みますわ。」
と楓が言うと清司達は飛び込み台から降りてゆく。
 楓は降りてゆく清司達を見送るとさらに入念に体を動かしていく。
清司は飛び込み台から降りてプールサイドに陣取り、楓が上から確認ができるように
「かえで〜。 おりたよ〜。」
と大きな声で飛び込み台の上にむかって叫ぶ。
すると、楓は手を上げて応え、プールの水面に向かって飛び込んでゆく。

ドボン。

楓は綺麗なフォームで水面に飛び込み、水飛沫がほとんどあがらなかった。

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