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聖華学園
官能リレー小説 - 学園物

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聖華学園 82

「では、清司様。皆揃ったようですので・・・。ご紹介しますね。」
と美月が言うと、清司はうなずく。

「清司様がご存じのようにこの者達は、元聖光女学園剣道部と柔道部の生徒でして、藤原の警備会社に就職して、この度聖華学園が設立されると、派遣されてきました。 そして、清司様がおっしゃられた金メダルのお姉ちゃんこと、元柔道部の主将磯山さよりさんには警備隊の隊長に、元剣道部の主将佐々真琴さんには副隊長に、また、もう一人の副隊長には元剣道部の真田麻理さんに就任して頂きますわ。」

そして、美月は続ける。
「清司様。 よろしいですか?」
美月は清司に同意を取り、更に続ける。
「では、隊長の磯山さよりさん、副隊長の佐々真琴さん、真田麻理さんに自己紹介をして頂きます。」
さより、真琴、麻理の挨拶がはじまる。
「磯山さよりです。 この度、警備隊の隊長を命じられました。 隊長と言う大任を精一杯務めさせて頂きます。」
と言うと、さよりは頭を深々と畳のうえに擦り付けるぐらいに下げていた。
次に、真琴の挨拶がはじまる。

「佐々真琴です。副隊長の任を不退転の決意で務めさせて頂きます。よろしくお願いします。」
最後に麻理が挨拶をする。
「真田麻理です。 さよりさんや真琴さんとは違い不束者ではございますがよろしくお願いします。」
真琴と麻理は、さよりに倣い頭を深々と畳のうえに擦り付けるぐらいに下げている。
その他の元部員達もさよりや真琴、麻理に倣い頭を深々と畳のうえに擦り付けるぐらいに下げていた。
「皆、顔を見せて?」
と清司が言うと、怪訝そうな顔をしながら、かしこまって座っている者達は、清司に視線を向ける。

清司は全体を見回し、顔を確認しながら畳のうえにかしこまって座り挨拶をはじめる。
「こんにちは。 初めての方は初めまして。 清司です。 四月からこの学園に入学してきますのでよろしくお願いします。」
と言って頭を下げるとどよめきが起こる。
「これから、ご主人様となる方に頭を下げて頂くなんて・・・。」
「畏れ多い・・・。」
という声が聞こえてくる。
するとさよりが、
「清司様。 お顔をお上げぐたさい。 ご主人様ともあろう方がこのようなことをなされてはいけません。」

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