聖華学園 53
清司は美月を起こして、食堂へと向かい、ブランチとも言える食事を取る。
美月は、尻に清司の手形がはっきりと赤く残っていて、座っているのが辛そうだった。
食事を終えると、美月から今週一週間の予定表を渡される。
「えぇ〜、こんなにぃ〜。」
「清司様。 美月は、清司様にお教えすることがまだたくさんございますので。」
美月との性技の講習で、それを弥生、皐月、葉月に実践するということになっていた。
一週間後
清司は、四十八手を覚えるまでになっていた。
その翌日、一隻のクルーザーが、学園のある島の港に入ってきた。
そのクルーザーは藤原家所有のクルーザーで、中には夜叉楓、永田亜希、高井由希、石崎早希が乗っていた。
クルーザーが接岸し、桟橋から4人が降りてくると、警備員5人が近寄ってくる。
その中の一人北嶋さくらが、
「夜叉楓さん、永田亜希さん、石崎早希さん、高井由希さんでしょうか?」
と、4人に確認をとる。
「「「「はい。」」」」
「聖光女学園か藤原家のIDはお持ちですか?」
とさくらが言うと、それぞれIDを提示するのだった。。
「もう一度、校門のところにある守衛所で提示して頂きますので、すぐに出せるようにしておいてください。」
「あの〜、警備のかたですか?」
と、元メイド長の亜希が質問するのだった。
「すいません。自己紹介が遅れました。 私は、北嶋さくら(きたじまさくら)と申します。 この学園の警備員です。本日は港の警備の担当になっております。楓さんの後ろにいるのが岡崎徳美(おかざきなるみ)、亜希さんの後ろにいるのが宮城琴羽(みやぎことは)、由希さんの後ろにいるのが足立海梨(あだちかいり)、早希さんの後ろにいるのが飯塚好美(いいづかよしみ)です。」
それぞれ、
「「「「よろしくお願いします。」」」」
と、挨拶をするのだった。
「それでは、ご案内いたします。」
と言って、さくらを先頭にして校門のところにある守衛所迄徒歩で向かう。