PiPi's World 投稿小説

聖華学園
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 47
 49
の最後へ

聖華学園 49

と言いながら清司は、杏奈の膝のうえに座り、
「それに杏奈と怜奈には感謝してるんだ。 初めは、お義母様がテーブルマナーを習わせる気でいたみたいだけど、僕に食物の好き嫌いがあるとみるなり、ふだん料理を作ってくれるメイド達がさじを投げそうになっても、根気よくいろいろ工夫してだんだん食べられるようにしてくれたり、テーブルマナーも暇な時間を見つけては教えてくれたりして、感謝してもしきれないんだ。」
清司は、上目遣いで杏奈を見つめ、更に続ける。
「杏奈達は、美月達から見れば日陰かもしれない。 だけど、そういう人たちの支えがあってこそ、僕や美月たちがいられると思うんだ。」
「怜奈。」
杏奈の膝のうえに座ったまま、清司は呼び掛け、
「怜奈にも、感謝してる。杏奈に食物の好き嫌いがあると聞いたのだろうけど、嫌いなものを形がわからないようにケーキにしたりして食べられるようにしてくれたりしたんだよね。」

「お姉ちゃんから聞きましたので・・・。 食物の好き嫌いは、よくありませんから。」
と、怜奈は言う。
「清司様。 怜奈はどうか知りませんが、私は処女なんです。」
杏奈は顔を赤くしながら言うのだった。
「お姉ちゃんと同じく私も処女です。 彼氏を作っている時間があれば少しでも自分をよくしようとしてましたから。」
と、怜奈は続けて言う。

「僕だってHしたの今日はじめてだったよ。」
「私達姉妹は、清司様のお子を産み、育てていく自信がないんです。 それにお食事やおやつの心配もあります。」
と杏奈は言うのだった。
清司は、困った顔をして、

「美月〜。ちょっと来て〜。」
と言いながら美月を呼ぶ。
「はい、なんでしょうか? 清司様。」
「杏奈と怜奈に赤ちゃんができた場合どうするの?」
「これから派遣されてくる保健医や保育士でサポートいたします。」
「僕達の食事なんかは?」「代わりの人材が派遣されてくるか、補助の者がつくと思いますが、レシピを残して頂ければ代わりの人材や補助の者、そうでなければ清司様のお食事とおやつは私達が作って差し上げます。」
と美月は清司の質問に答える。
「ふーん。 そうなんだって」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す