うちのマネージャー 100
「…どこ、触られた?」
後ろから、共恵の肩を軽く噛み、音を立てて吸い付いた。
「健哉君、お願い。
全部健哉君で染めて、私のこと」
「まかせろよ、俺が浄化してやるよ。
聡介に触られたところ」
そんな会話も無いまま、沈黙する共恵の躯を優しく抱きしめながら、ゆっくり躯を洗っていく。スポンジを置き、泡立つ手で優しく共恵の曲線を撫でていく。
「……ホラ、鏡見て…共恵は…綺麗だから…」
健哉の言葉に、俯いていた共恵は顔をあげ、鏡越しに健哉を見つめた。そして健哉の手に手を重ね、そのまま恐々と下に滑り降りた。
「…………ここ…」
「ここ?…触られた?」
小さな声でそれだけ言うと、再び涙が溢れ下を向く共恵の肩に、あやすようにキスをし、健哉の泡立つ長い指先が、優しく共恵の茂みを撫でた。