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うちのマネージャー
官能リレー小説 - 学園物

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うちのマネージャー 87

希望は捨てたくはないが、ここは実験室。共恵は涙が出そうになった。



†††




放課後まで膨らむ股間を押さえ、悶々しながら授業を受けていた男、聡介は、クラスの誰が見ても様子がおかしかった。昼休みが終わる直前、顔を赤らめニヤニヤし、鼻の下を完全に伸ばしながら聡介は教室に入ってきたのだった。
かつてテニス馬鹿と呼ばれた熱血男が、最近はずっとため息をついたり独り言を言っていたり、クラスから少し孤立気味だったのだ。それがこの豹変ぶり。誰しもが不審に思った。

特に同じテニス部員たちは、顔を見合わせ、そんな聡介を写真付きで部員達にメールで報告したのだった。もちろん、共恵と健哉の携帯にも、この聡介の様子は送信されていた。

(誰だよ、こんなしょーもないメール送ってきたのは)
それが受信されているメールを確認した健哉の、最初の感想だった。
メールのタイトルは“彼に何が起きたのか”。送信者は部内でもゴシップ記事が好きなことで有名な聡介と同じクラスの奴からで、メールの内容もまるで週刊誌記事のような書き連ね方だ。
あまりにもしょーもないと思い、ほとんど読むこともせずケータイを閉じ、健哉は昼休み後の暖かな教室で惰眠を貪ろうと机に伏せった。
だが、何となく気になって共恵の携帯に連絡してみた。



おかしい  いくら電話してもでない。 


いやな予感がしてきた、健哉は共恵を探すことにした。

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