うちのマネージャー 8
「…ぁたしの下着…返してっっ…」
真っ赤な顔でじっと睨みつけながら言う共恵。
部室でイかされてしまったあの後、初めての絶頂に脱力しきった共恵は下着を健哉に奪われてしまったのだ。おとなしく一緒に帰ることを了承したのはそれもあったからだっだ。
スカートの中に何もはいていない状態での帰路、さらには健哉も一緒とあって、共恵の精神は疲れ切っていた。
(…そんな潤んだ目で見つめてくれちゃって)
共恵としては睨んでいるつもりだろうが、健哉にとっては欲を煽る一因にしかなりえなかった。
「…何階?」
「え?」
「家。どの階なわけ?」
部室での時のように有無言わせない言い方に、共恵は言葉が出てこない。
「…言わないと…ここでスカートめくっちゃうけど?」
「…っっ!?」
(そっそんな……っあ!)
びくんっ
スカート越しに臀部をいやらしく撫で回される。
「…っ下着…返してって…ゃっ…ゃだぁ」
「どの部屋なのか教えてくれたら下着も返してやるし、スカートもめくらないよ?」
「…そっそんなぁ…ぁっ…」
「何階…?」
ぎゅっ
(ぁあっ…もうだめっっ)
「い…一番…上の…角部屋…」
「…最上階…ね…」
納得したように呟くと健哉は体を離し、共恵の腕をぐいぐいひっぱって歩いていく。
(あぁ…教えちゃった)熱く囁かれ、両尻をぎゅっと健哉の大きな両手で掴まれたら、言葉が口からこぼれてしまっていた。
そのまま言われるがままにエントランスのオートロックを解除させられ、二人なだれ込むようにエレベーターに乗り込んだ。そして…
―ダンッ
(えっ?!)
共恵はエレベーターの壁に押しつけられていた。
「もう…たまんねぇよ…」
呟きと共に首筋にチリッとした痛みが走っていた。健哉が制服で隠れるか隠れないか際どいところにキスマークを残したのだ。
「…ぁっぁっ…ゃんっ…いゃ…」
そのまま首周りを舐められ、咬まれ、甘美な刺激に悶えていると…―
―ピンポーン