うちのマネージャー 68
髪を乾かしながら、鏡にうつる鎖骨近くのキスマークを見て、うっとり共恵はとろけてしまう。
(明日もエッチできるかな…)
無意識に思った自分に恥ずかしくなり、共恵は再び真っ赤になってジタバタした。
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「「ありがとうございました!」」
(やっと終わった…)
共恵は初めてそう思った。
昨夜激しく抱き合ったのに、健哉が帰ってからずっと会いたかったのだ。
それは、周りの部員が見ても明らかで、今日は失恋に悲しむ部員の嫉妬に満ちたスマッシュが、聡介を筆頭に健哉をクタクタにさせていた。
スポーツマンらしく、全てに応えた健哉は、部活が終わった後、部員たちに熱く握手を求められていたが、共恵には何があったかサッパリわからなかった。
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