うちのマネージャー 53
「あぁ…欲しい、共恵を、あんっ…犯してぇ」
「じゃあもっと足開いて」
健哉の獣の目と振り返り目が合う。
「あん…」
また、蜜が溢れたのがわかる。この目で濡れるようになった共恵は、頬を上気させながら従った。
「こ、こう…?」
「もう少し開いて」
力の入らない足を何とか動かし、そろそろと開いていくと、ズヌンッと蜜壷に熱い猛りが突き刺された。
「っぁああん!」
声もなく押し入ってきた健哉の凶暴な一物に、共恵は否応なしに甲高い声を上げる。
ズヌンッ!ズプンッ!
制服をまとったままの腰に手をあて、健哉はひたすら腰を降り頻った。躯の力が抜けてしまうのか、されるがまま必死に壁に縋りつく共恵を見ながら健哉は思う。
(バックっつーのも…イイな)
昨日は一日かけて、場所を問わず繋がり合った二人だったが、常に正常位、または対面座位の形だった。それは共恵の淫らな表情を、余すことなく見ておきたいという健哉の独占欲の表れだったのだが。
(また違う感じに締め付けてきやがって……)
腰を突き出させるという、共恵に羞恥心を煽る体勢をとらせたのは、健哉にとっては“お仕置き”の仕上げのつもりだった。とは言いつつも、泣きながら絶頂を迎えた共恵を目の当たりにした時から、自分の中に渦巻いていた嫉妬心は、とっくにどこかに消えてしまってはいたのだけれど。
「…もっ…だめっ…だ…めぇえっ」
びくびくっ
けれどたぶん、快楽に飲まれている共恵にはそんな健哉の思惑も分からないのだろう。