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うちのマネージャー
官能リレー小説 - 学園物

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うちのマネージャー 22

拗ねていたはずが、だんだん不安になってきてしまう。
お風呂に入ろうと言った意味だって結局分からず終いなのだ。もしかしたら、本当に自分に愛想を尽かしてしまったのでは…。

ガラッ

どんどん悪い方向に考えてしまう共恵の思考を打ち破るように、脱衣所から浴室に続くドアが開けられた。まだ風呂場に残っていた健哉があがってきたのだ。

ぎゅっ

(あっ……)
後ろからぎゅっと抱き込まれ、心臓が跳ねる。

「なんだよ…先にあがっちまって……。…なに?…もしかして…拗ねちゃった?」

図星だった。健哉にはお見通しだったのだ。
けれど、その言葉に恥ずかしがるよりも不満を洩らすよりも前に共恵がしたことは……

「っ!?っ……ん!」

勢いよく振り返り、思いっきり背伸びをして健哉の唇に吸いついた。
一瞬驚いた健哉だったが、すぐに共恵の躰に手を回し深いキスにのめり込んだ。

チュバッ…ちゅっ…ちゅくっ…っちゅ……
恥じらうことも、健哉に文句を言うことも簡単だ。けれど、違うのだ。そんなことより何より共恵が今望んでいるのは。

「…っぁはあっ…健哉くぅんっ」
「ん?」

健哉だって分かっている。分かっていてここまでじらしたのだから。そして共恵も健哉が共恵に要求しているものが分かっていた。躊躇いも、もうなかった。

「…っシて?いっぱいえっちなこと…共恵にシて?…健哉くんの好きにシて?」

共恵の淫らなお願いに健哉はにんまりと笑い、上手に言えたご褒美と言わんばかりに乳首をひねりあげた。

「っあはん!」
「…そいじゃあベッドにいきますか♪」
「っきゃ!!」

そして共恵を抱え上げた健哉は、あっというまに共恵の部屋へたどりついていた。

どさっ

昼の光の眩しい中、共恵はベッドの上に投げ出された。
健哉が共恵の私室に入るのはこれが初めてだったが、今その眼には共恵の裸体しか入らないのだろう。ギラギラとした欲望に満ちた瞳に共恵はぞくぞくと甘い期待感に満ちた。

「健哉く―っ…んむぅっ…ちゅっ…んん」

キスから始まった性急な愛撫は、共恵にとって待ちに待ったもので、躰は正直に反応していった。
乳首を摘めばビクつき、陰部を撫で上げれば腰が浮き、解放した口からはひっきりなしに喘ぎ声が響いた。

「ああっ!ぁあん!…気持ちぃっ…のぉ…ぁっ…!んん!」

くちゅくちゅ…くちゃ…

陰部から響く淫らな水音。しかし健哉はまだ膣内には進入しようとせず、クリ○リスを中心に擦りあげるにとどまっていた。
(…そろそろいいか。)
指での愛撫に共恵が慣れてきたのを見計らって、おもむろに足を完全に開脚させ、顔を近づけた。甘い女の蜜の香りを存分に吸い込み、恍惚となっている共恵に話しかけた。

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