うちのマネージャー 21
熱く硬い健哉の分身は、とても太く長く、とても共恵の片手だけでは包みきれない。
(…ぁ…ちゃんと……)
“ちゃんと健哉のカタチを確かめたい”
そう思った共恵は強要されたわけでもないのに、気がつけば両手で健哉自身を掴み上下にしごいていた。その大きさを確かめるように包み込み、隅々まで撫でさする。
「…っく…はっ!」
突然積極的になった共恵に驚き、不意を打たれ健哉は声をもらしていた。
「ぇっ…けっ健哉くん?ぃ…痛い?」
その苦しげな吐息に離れそうになった共恵の手を、健哉は上から押さえつけ、言った。
「…すっげー気持ちイイ」
「ぁんっ」
それと同時にお返しとばかりに共恵の首筋にかじり付き、至る所にキスマークをつけながらクリ○リスを擦りあげた。
「ぁああぁあァああっっっ!!!だめぇえっ!」
浴室に共恵の声が反響して響きわたる。
「ほら…手とまってんぞ」
「ぁっ…ぅんっ…あっはあ!」
―…あぁっ…こんなのすごぃ…すごすぎるっ!
立ったまま裸で向かい合い、ひたすら互いの陰部を愛撫しあう。ましてや場所は自宅の浴室…。
昨日から、本当に想像もし得なかったことばかりだと、快楽のただ中で、共恵は冷静に自身を顧みていた。
「あっ!…だめっもぅ…だめっ…っあ!ぁぁ!」
「っく!…俺も…もう」
互いの声に煽られ、自然と手の動きが速まり―…
「…っああああ!らめぇーーーっ!…っぁあああああ!!!」
二人同時に上り詰め、健哉の体に脱力しきった躰を預ける。
―…あ…これ…
息を整えながら、半ば霞がかった思考の中、自らの掌に飛散した白濁液を認める。
この熱い白濁液で、健哉の想いで、自分を真っ白にして欲しい。健哉の思うとおりに染め上げて欲しい。
思いながら共恵はうっとりとした表情でぺろりと液体を舐めとった………。
†††
体に残る水気を拭き取る共恵の顔はとても不満げだった。いや、“不満げ”と言ったら若干の語弊があるだろう。共恵は今、拗ねていたのだから。
(…何で……?)
健哉に身も心も染められたい。そう願うようになった共恵なのに、健哉は一向に手を出してくれなかったのだ。
浴室ではもちろんお互い裸。一緒にお風呂ともなれば自然とそういう展開になると思っていたのに、実際お互い一度洗い場で上り詰めたのだ。それなのにあれ以降普通に風呂に入っただけ。共恵にとっては肩透かしをくらった気分だ。
(…なんで?なんで?)