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うちのマネージャー
官能リレー小説 - 学園物

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うちのマネージャー 129


「イズミが強引に車に引き入れるから、拉致られた事になってんのか…だから接触すんなって言ってんだろ」
「ハイハイ、ごめんごめん。でも、おかげで共恵ちゃんにも会えたし丸く収めるってことで」

三条先輩のお父様の妹が、健哉くんのお母様…と何度か繰り返し唱えて理解ができたら、途端に居心地の悪さにムズムズしてきた。

「あの、本当にすみませんでした。私、帰ります」

「せやねぇ、今日はそうした方がいいかも。でもまた近い内に会おうね!」と三条先輩が共恵の手に触れたその時、脳裏に映像が浮かんだ。

屋敷、先輩、黒い男達と健哉、殴られる聡介、、、

(…ここに、いるの?…)

驚いて顔を上げると、健哉と目が合った。

「どうした?共恵、送るよ」
「…原田くんが、いるの…?」

「見えた?」
「…うん、殴られてた」
「おいで、送りながら説明するよ」

驚いている三条先輩にお辞儀をして、2人で部屋を出る。
お屋敷に入った時は頭が真っ白で周りも見えてなかったけれど、まるで豪華なホテルのようで、少しキョロキョロしてしまう。

「あ、共恵。ちょっとここ」


と、開けた部屋に入ると、後ろから健哉が腰に手をまわし首筋にキスをする。

「あー、限界だった。共恵が可愛すぎて可愛すぎて、はい、キスして」

健哉が唇を突き出して目を閉じる姿に少し笑い、肩に手を乗せて背伸びをして、触れるだけのキスをした。

「…それだけ?」

明らかに不満気な声に、だって…とつぶやく。
三条家のお屋敷に早とちりしたとは言え不法侵入し、許して貰って帰るところなのだ。キスしてる方がおかしい…。

「俺としては」

健哉は共恵のお尻の下に手をまわし抱き上げて、ソファーに移動する。
座る健哉の膝をまたがらせ、目を丸くする共恵と向き合った。

「このくらい」

共恵の頭を押さえて舌を絡ませるキスをしかける。
角度を何度も変えて、舌を舐め、吸い上げ、小さな舌を嬲る。

共恵の呼吸が上がる頃には、お互いに欲情しきっていた。

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