うちのマネージャー 115
{おいおい 泣くなよ。瞼腫れてっぞ?}
と笑顔で言う。「だってぇ、すごい不安で」
{何が不安?}
「つい一人で、」
{一人で?}
「なっなんでもない!ごめん中入って」
健哉を家の中に入れて居間へいき、飲み物を出す「喪服姿の健哉くん なんかかっこいい」
{そ〜か?あ、共恵、昨日さ言った事覚えてる?}
健哉の顔が近づいてくる。頬をさわられて
共恵は少しビクっとする
{共恵、目ぇ閉じて}
ドキドキしながら目を閉じる
ちゅっ甘く長い時間「ねぇ健哉くん」
{ん、何?}
「あたっし もうガマンできないのぉ
あんまり じらさないでぇ」
そんな言葉が出そうになって思わず言葉を飲み込んだ。
「…えと…あの…」
「うん、覚えてないの?」
唇が触れ合ったまま、尋ねる健哉に抱き寄せられて、燻っていた躯がビクンと小さく反応する。
背中に回される腕、くすぐる指先に共恵は身をよじり、健哉の首に腕を回して舌を伸ばした。
言葉よりも、気持ちが1番伝わる口づけ。
チュッ…
一旦唇を話し、今度ははむっと健哉の唇を唇で挟み、そっと吸う。
優しく笑いながらキスを続ける健哉の手が、共恵の躯をくすぐるべく服の中に入り、すべすべの背中に触れて、キスが止まった。
「昨日の、まま?」
ブラジャーの紐があるべき場所をサワサワと触りながら、とろけた瞳を覗き込むと、共恵は瞬時に頬を赤らめた。
「目が覚めたのがさっきで…その…」
「ふーん…だからノーブラねえ…じゃあ下も穿いてないな?」
言い当てられて恥ずかしくて共恵が俯くと、背中にあった健哉の指が、あろうことか共恵の足の間に、共恵の中にクチュ、と音を立てて入った。