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うちのマネージャー
官能リレー小説 - 学園物

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うちのマネージャー 112


「…っ…あぁぁぁぁぁっっ!!!!!」

激しく膣が締め付け始め、健哉はぬるぬると光るぺ○スを抜き、精を白い肌に放った。

「………っくぅ」

小さな呻き声と共に、どさっと倒れ込んでくる健哉の体を受けとめながら、彼より僅か先に絶頂を迎えていた共恵は自分の意識がだんだんと闇に落ちていくのを感じていた。

「…ぁっ…健哉っ……く……」

目を開けるのも億劫なほどの気だるさと眠気に誘われながらも、どうにか彼の名前を口にすると優しく額を撫でられた。その優しい感覚に安心感を覚えたのを最後に、共恵の意識は闇に沈んでいった。



†††



「……健哉……くん?」

目覚め一番の共恵の言葉は、図らずも昨晩彼女が最後に発した言葉と同じだった。
だが昨日とは異なり、その言葉に答えてくれる手はなく、ベッドには共恵一人きりだった。
(…健哉くん……いないの……?)
確かめるようにさらに二、三度呼んでみたが室内はしんと静まり返ったままだった。その静寂が悲しく半ば乱暴にベッドを降り立つと、おそらく枕元においてあったのだろう一枚のメモ用紙がはらはらと床に落ちた。

「……え?」

慌てて拾い上げた共恵の目に入ったのは、いかにも急いで書き付けた感のある健哉からのメッセージだった。

「……“急に用事が出来た。一旦帰る。ごめん”………そんな……」
落胆した声とともに力なくベッドに座り込んだ共恵は、しばしそのメモ用紙に見入っていたが、そこでようやく己の体の変化に気づいた。
昨夜は行為後すぐに気を失ってしまったにも関わらず、自分の体はすっきりと綺麗で、大きめのTシャツ一枚を身にまとっている。さらにその裾からのぞく内股は昨日聡介に傷つけられたはずも、気がつけば治療されていた。
(………健哉くんっ)
自分が気を失った後、彼がしてくれたのだと考えると躰は熱くなり、会いたいと願う切ない想いはさっき以上に増してしまう。
(………なんか…)
それと同時に不思議な違和感を覚えた。妙に解せない気がするのは気のせいだろうか?
彼は昨日蜜事の最中に、冗談か本気か、“明日は一日中セックスする?”なんて言っていたのだ。さらに甲斐甲斐しくここまで世話をしてくれて、それなのにそんな彼女に直接ではなく、書き付けの伝言を残し去らなくてはいけない用事とは一体なんなのだろう。
(なにか…あったの……?)

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