うちのマネージャー 102
「やだ、健哉く…降ろし…」
「やだね。そんなに我が儘いうならお仕置きしよーか?」
そういう健哉の口調は優しくて、共恵は三度涙が溢れた。
ベットの上に(これも優しく)下ろされると、すぐに健哉が覆いかぶさってきた。ドキリとしたが、拗ねる共恵は固く目を閉じて顔を目一杯背けた。
「もう限界…」
健哉は、かすれた低く小さな声でそれだけいうと、共恵の顎に手をかけ、荒々しく舌を捩込んだ。
「…っ!?んっ…んむ…」
口の奥まで健哉の舌が入りこみ、押さえ込まれるようなキスに、共恵の口の端からはヨダレが溢れたが、待ち望んでいた激しさに健哉の首に腕を絡めて応えた。
きつく舌を吸引されながら、共恵の躯に巻き付いていたタオルを、健哉は勢いよく剥がした。反動で揺れ動く乳房を一瞥し、健哉は共恵の膝の裏に手をかけ、一瞬の内に開いて持ち上げた。