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うちのマネージャー
官能リレー小説 - 学園物

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うちのマネージャー 11

せっかくの休日を家で過ごすために、何かすることはないかと何気なく部屋を見渡し鏡が視界に入った。
(…あ)
…着替えた時にも、洗面台でも気づかなかった。

「これってキスマーク…?」
昨日健哉によってつけられたキスマークが、大きく開いたサマーニットの襟刳りから首もとにかけてまるで華が咲いたように点々とついている…。

昨日はあれから食事もとらずシャワーを浴びてすぐに寝てしまったのだ。まさかこんなにつけられているとは…。

(…これ全部小野塚くんが)

健哉の大きな手、熱い舌、荒い息づかい。
獣みたいな眼で射抜かれて、有無を言わさず命令されて……―

ずくんっ

(…あっ…なんで?)
昨日の仕打ちを思い出すと、下半身が甘く疼く。…意識せず共恵は自身に手を伸ばし―


ぴーんぽーん

(あっ!やだ!わたし…)
突然鳴り響いた来訪のチャイム音に我に返った。
(もうっ…考えないんだからっ!)

「はーい!どなた様ですかぁ?」
「…あ、宅急便です」
「はーい今開けますねー」

カメラ越しに会話をし、エントランスのロックを解除した。
間もなくしてまたチャイムが鳴ると、共恵はパタパタと玄関に急いだ。

ガチャッ

「…どーもー」
「印鑑でいいですか?」
「…あーちょっと重たいんで、中まで運びますね」
「あ、すみません」

配達員が持っているのは確かに大きな段ボールで、そのまま二人で玄関内に入る。

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