性徒憐(リン)の日常 39
そう、この空気が好き……。
私はこの凍りつくような瞬間が好きだ。皆の世界が…日常が一瞬で反転するような緊張感。
欲望という亀裂が、どこまでも走っていく。
「気持ち……いい?」
制服ごしに分かる形のいい乳房。その先端に指を強く這わせて刺激する。
彼女の唇を、口内を、歯列を、たっぷりと舌で愛撫しては、ツゥーと糸を引かせて唇を離す。
「気持ちいい事は嫌いなの……?」
私はそのまま制服の中へと手を両手を滑り込ませた。ブラしかしていないため、わき腹をなで上げると
ピクリと反応する。
「かわいい……」
ブラの上からでも、乳首が勃起しているのが分かる。
皆、私と同じ年齢……。同じ体を持っているのだ……。
唾液で濡れた唇を、舌でさらに舐めとってみせた。
彼女はキスで我に返ると私を押しのけようとする。
けど、私が胸を愛撫すると力が抜けてしまう。
私は左手を彼女のスカートに滑り込ませてパンティの上からスリットをなぞると彼女は背を逸らせて唇の間から声を漏らす。
生地越しに陰毛の凸凹を圧し、クリトリスを捉えると私は彼女の脚の間に両膝を割り込ませ、彼女の腰を掴んだ。
体が離れたとホッとする彼女。けど、私は掴んだ腰を引き寄せ彼女のアソコに私のアソコから出てるコケシの底の角を擦りつけた。
彼女が悲鳴のような声を上げる。私は腰を前後に動かす。
横から見たら彼女は女装した男と繋がってるように見えるだろう。
布越しでもコケシの角にクリトリスを責められ彼女は悶える。
私は左手は彼女のお尻、右手は背中に回して抱きしめて胸同士がくっ付くほど密着して腰を振る。
私を押しのけようとしていた彼女の手は私の制服の肩を掴み、足は私の脚に絡まらせていた。
「ね、ねぇ、止めたいとやばくない?」
「あんた止めなよ」
「はぁ?何であたしが!?」
周りでは私たちを眺めながら押し付けあってる。
私はその様子を見て、そして組み敷いてる女子を見た。
「止めてもらいたいの?」
女の突起の形状も快感のツボも、男以上に理解してるのは女の方……。
コケシの角を下の方にあてがい、角度と圧力を微妙に操りながら擦り上げるように動かすと、彼女の体はビクビクと震える。
「一緒に気持ちよくなりたいのに……」
私は取り巻いている女子達に見えるように、組み敷いた彼女の片足を抱え上げた。
力の入らない体は、なんの抵抗もなく、むっちりした太ももと白いパンティが露出する。
清楚な純白のパンティ。でもきっと、それは父親の趣味でも先生の趣味でも、他の男達が用意したものでもない。
(じゃあ、誰が用意したの……?)
私は顔も分からないその相手を想像しながら、何度も腰を動かして純白の布越しにコケシの角を擦りつけた。
性器だけは、皆同じ……。同じ快楽を感じられる。
「ねぇ……気持ちいい……?」
憐の問いに女生徒は赤い顔を振るだけ。
だけど純白のパンティはジワジワと蜜で濡れて、彼女の秘所の形に貼り付いている。
……クチュ。こけしの角を動かすと、濡れた音が響いた。
「ここは気持ちいいって言ってるよ………」
体の方がずっと素直で可愛い。
犯されて悦んでしまうなんて……。
「すごく……可愛い……。もっと、いっぱい濡らして」
憐は女生徒の唇に吸い付いた。