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性徒憐(リン)の日常
官能リレー小説 - 学園物

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性徒憐(リン)の日常 40

今度は舌を絡め合うだけじゃなく、舌の裏で相手の舌の上を味わうように舐め、顔に噛みつくようにキスをして喉の奥まで舌を伸ばす。
女子生徒は体を強張らせ、私の制服を千切るくらいに強く握りながら体を震わせる。
「いいよ、無理しないで」
そう言いながら私は体全体を激しく揺すって相手の体を愛撫すると女子生徒の体が弾けたように痙攣して私の股間に熱いものがほどばしった。
お互いの制服を汗以外の液体が染みわたり、床には湯気を上げながらその液体が広がった。
女子生徒の腕から力が抜けて私から離れて床に落ちると今度は顔を覆った。
「ふぅ、ひくっ、ぅう、ふぇぇ…」
女子生徒は顔を覆いながら嗚咽をかみ殺そうとする。
見ていた女子生徒は彼女の腕を取ろうとするが、彼女は脅え、その手を弾いた。
どうしていいかわからない女子達は彼女を残して何か言い残しながら教室を出て行った。
私は彼女の肩に手を乗せると掠れた悲鳴を上げて手を振り回す。
そんな腕を軽く押しのけると両手で彼女の顔をピシャリと音が出る強さで挟んだ。
われに返る彼女。そして唇をかみ締め涙をぼろぼろとこぼした。
私は立ち上がらせて服を調えさせると半ば強引に腕を引いて保健室へ向かった。
今は授業中で廊下には誰もいなかった。保健室に行けば冴子もいれば洗濯機もある。
彼女を落ち着かせる環境は整っている。

「……憐?」
椅子に座っていた冴子先生は、私が女子と連れ立って現れたのが、あまりにも意外だったのか、立ち上がって私達のところに駆け寄ってきた。
「先生、着替えある?悪戯、やりすぎちゃったみたい」
私はペロっと舌を出して、そう言った。
なんだか、漫画か何かのセリフみたい……。と、そんな風に感じたが、冴子先生も同じように受け止めたかもしれない。
「まったく……。ジャージもあるけど、サイズが合うならスカートもあるぞ」
冴子先生は、保健室に並ぶベッドの上に作りつけられている天袋を示した。

「スカートは、没収品がほとんどだけどな」

紙袋の中から取り出したMサイズのスカートは、超ミニスカートだった。
それと取り出したのは生理などで下着を汚してしまった時用の紙パンツだった。
一応生理用品の使用に耐えられる柔軟で頑丈な使い捨て下着だけどデザインはお子様用グ○ゼパンツの方が洗練されてるといった感じだった。
その二つを前に女子の表情は憤りをこめた泣き顔から究極の選択を迫られた味わい深い顔になった。
洗濯機の上には乾燥機もついてるから1〜2時間我慢すればいいのだけど、女子にはこれを穿いて今日の残りを過ごさなければいけないと思っているようだった。
「二時間我慢すればいいんだし、紙の方が面倒じゃないと思うが?」

そう言ったのは冴子先生だ。
私はかすかに落胆した。

もう少し彼女を困らせたい気持ちがあったのだ。

だが、彼女は冴子先生の助け船に、素直に安堵の表情を浮かべ、紙のパンツを受け取るとカーテンの陰に隠れた。

私の様子に気づいたのか、冴子先生が伺うような視線を送ってきた。
「燐……」

「美規ぃ……!」
「あっ、先生いたんだぁ……!」
さっき教室から出て行った女子生徒たちだった。

あれから彼女を捜してたらしい。
「あ、あんた達ぃ……」
下着をはき終えた美規は、赤い顔をカーテンから覗かせた。
それに、わらわらと群がり、
「戻ったら居なかったから焦ったー」
「美規大丈夫?エリの奴だけ残って掃除してるからさー」
「バっ馬鹿!そんな事今言うなよ!」

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