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性徒憐(リン)の日常
官能リレー小説 - 学園物

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性徒憐(リン)の日常 33

「じゃあね」
少年達は恥らいながらも憐から名残を惜しむようにしていた。彼らの幼い執着が何故か胸に温かい。

バスが到着する。憐は見送る少年達を振り返った。
「ごめんね」
不意に出た言葉だった。それはバ扉が閉まる音でかき消された気がした。
動き出したバスを、少年達がしばらく追いかけている。

誰にでも体を差し出す女を、どうして一生懸命に追いかけるのだろう。
急な坂道に差し掛かり、少年達の姿は見えなくなった。

また、あの場所に戻る。私の街。私の学校。

憐は座席に身をゆだねて、帰路についた。
学校前停留場で降りると既に5時限目が始まっていた。
学校という空気は何故か憂鬱になるが、それでも欲望という空気も渦巻いている。
それが憐と男達を絡ませている。
授業中の廊下を歩くと導かれるように退屈と欲求をもてあました男が出てくる。そして何かと理屈をつけて憐の体を求めた。
(SEXしたいならしたいって言えばいいのに)
憐はどこか体面を保とうとする男を不思議に思いながら男子トイレの個室でスカートを捲り上げお尻を突き出した。
「すげ…。も、ぬるぬるしてる」
興奮した男の声が背中越しに響いた。
便器をまたぎ個室の角を目の前に両手を壁に置いて突っ張る。
「ハァッ、ハァッ……誰か、入ってくるかもな……」
期待と脅しの入り混じった言葉。私は首を振った。
「イヤなのかよ……男子便所でセックスしてる変態女のくせに……皆知ってる事じゃねぇの?」
荒い息遣いの中に嘲笑が入り混じる。
「……そうよ」
私は答えた。
「皆知ってるわ」
だから………。首だけで振り向いて、男のギラギラした欲望に支配された顔に言った。
「もっと激しく突き上げて」
主導権に拘る質なのか私の言葉に男子は私の髪の毛を掴むと頭を揺すりながら激しく腰を打ち付けてきた。
「随時余裕じゃねぇか。物足りねぇか?だったらこのまま校内…!」
キィ…。
その時男子トイレの扉が開き、個室に誰かが入った。
男子は私の口を抑えて挿入したまま背中に密着する。
背中に男子の大きな鼓動が伝わって来る。
廊下に出るかと言おうとした男子は私より緊張…見つかることを怖がっている。
私はこのまま膣を閉め上げると男子は声を漏らしそうになった。
今にも爆ぜってしまいそうな、その頼りない感触が妙に可笑しくて、そのまま膣を締め付けたり緩めたりしてやる。
「……、………。」
漏れそうになる声をかみ締めているのか、背中を向けている私にはわからなかった。けれど、膣の中のそれが緊張感をはっきりと伝えてくる。

可笑しい……。さっきまでの威勢はどこへ言ったんだろう。
私を支配してる気持ちに酔った顔をしてたくせに……。

私はゆるゆると腰をくねらせて、膣壁に先端をこすりつけるように様にして刺激してやった。

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