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性徒憐(リン)の日常
官能リレー小説 - 学園物

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性徒憐(リン)の日常 26

それでも必死に追いかけてくる彼を私は黙って見下ろしていた。
バスは止まらない。

やがて坂道にさしかかり、バスはスピードをあげていく。


追いつけない君。私を、止められない君。


いくつ目かの角を曲がる頃には、彼の姿は見えなくなっていた。
ふっとため息がもれる。なんだか疲れる。
後ろに立ったサラリーマンの男が、背中にぐっと体を押しつけてきた。
「今のは彼氏かい?」
愉快なものを見た。そんな余韻を含ませた問い掛け。
「違う」

バスの窓。流れていく四角く切り取られた景色を、私はぼんやりと眺めていた。
男の手が、私の胸を後ろから鷲掴む。
「君の事、好きなんじゃないの?」
「……興味ない」
ぎゅっと強く握りこまれて息が詰まった。
(あぁ……)
乱暴な愛撫。久しぶりな気がした。
バスの中でセックスした事は何度かあった。運転手の人とも。でも、さすがに朝はない。
みんな時間や責任に縛られている。
「乗ってきたときから相手してくれたらじっくりしあてやったんだろうが残念だけど時間が無い
このままヤッてやるよ」
男はそう言うとチャックを下ろし、勃起したぺ○スを出し私のお尻にグリグリと押し付ける
私はステップ横の手摺りに掴まり少し前かがみになるとお尻を突き出してスカートの後ろを捲り上げた
男はパンティをずらすと濡れの少ないアソコにぺ○スを差し込んだ
潤滑剤になる愛液がいつもより少なく、ぺ○スが粘膜をダイレクトに擦り痛みに近い刺激が強い
それでも男は無遠慮に腰を振る
セックス…
その事実だけで脳の芯が痺れ、私の腟を急速に湿らしていく。
「もう濡れてきたのか、淫乱…」
そう…言われるまでもなく私は淫乱なのだろう…
趣味も無ければ夢も無い…ただしたいのはセックスだけ…彼が何と言おうが、私はセックス無しに生きれない。
心底セックス中毒…
この躯の飽くなき性の飢えを満たしてくれるなら…それでいい…

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