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学園の真実
官能リレー小説 - 学園物

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学園の真実 10

「んん…んっ…あんっ、もっと、して、センセ、っ」
「こっちも欲しいだろ」
長谷部がズン、とアンナを突き上げる。

「ふひゃっ!?」
「お前に男というものを教えてやる」
「んっ、んっ、あっ!ああっ!」
長谷部がゆっくりと腰を突き上げる。アンナの口から嬌声が漏れる。

 膣内はすっかり快楽にとろけていた。
 奥へと突き上げれば甘い悲鳴を上げて、差し込まれた男の全身をきゅう、と柔襞で抱きしめる。
 すい、と退けば吸い付くように張り付いて、その熱い摩擦を愉しむ。
 女の身体の本能に従って、男の精をねだっているのだ。

「どうだ、男の味は。男に体を開かれる感触は気に入ったか?」
「あっ、は、はい、き、気持ち……あん、気持ち、いいですっ、センセが奥まで……ああっ、奥まで、奥に当たって、……ああ、あ、あう、ん、んんぅっ!」

 膣奥に肉鎗を感じて愉悦の声をあげる。そんな教え子の乱れた姿に長谷部の男はますますいきり立っていった。

繰り広げられる性の宴。
気丈に自分たちを守ってくれる存在だったはずの先輩2人が快楽に蕩けていく姿に、残る7人は取り残され、絶望に近い感覚を持っていた。

「…………帰りたい。もう見たくない」
「知花」
「ねぇ、どうしてこんな…」

「知花。しっかりして。今逃げようとしてもすぐにつかまって、奴らにいいようにされちゃうよ。そんなの嫌だよね?」
「い、嫌っ」
「ならね、あたしの言うとおりにするの。大丈夫、きっとチャンスはある。あたしが知花のこと守ってあげる」
「知花……」

 親友、赤羽根早紀の励ましに知花は涙を滲ませた目元をぬぐう。しかし、ぬぐってもまた次の涙が流れていく。その涙はまず絶望的なこの状況について流され、そして次にこの親友と一緒にいるという安心感から流されたものだった。
 知花はまだ知らない。
 頼りになる親友の、瞳の奥に燃え盛る隠された淫欲の炎を。その視線がこともあろうに知花の肉体に向けられていることにも。
早紀が知花の手を握る。
温かい。親友の温かい手の感触に知花はほんの僅かながら安心感を覚える。
「知花…」
早紀が知花の耳元に唇を寄せ、囁いた。
早紀の片手が知花の肩に置かれた。
「早紀……??」
知花は早紀に抱きつかれた。親友の異変に戸惑いを隠せなかった。

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