学園の真実 7
栗橋は奈々の処女を失って間もない生殖器に己の強直を深々と沈めたまま、対面座位を続けている。
「ああっ、こ、これぇ、ふ、深いのぉっ! おちんちんでおまんこいっぱい、いっぱいなのぉ……!」
奈々はすっかり快楽の波に飲み込まれている。原始的なダンスを下半身で踊りながら、その瞳は欲情に輝いていた。
長谷部教諭は腕の中の娘を見下ろす。
この、いまだ穢れを知らない乙女の身体を俺に汚せというのか。しかし。
しかし、俺がやらねば他の誰かがやるのだろう。その男がどれほどの暴虐をなすかわからない。ならばいっそ。
ぴくん、と股間が反応したのを感じた。
ああ、俺は……俺はもう、彼女を教え子ではなく「女」として見てしまっているんだ。
どす黒い何かが脳髄を埋め尽くしていく。
浅い呼吸に従ってゆっくり起伏するブラウス。そのブラウスを下から高く突き上げている二つの頂きにそっと手が伸びる。
まだ意識の戻っていないその身体をできるだけ丁寧に、大事に扱いながら少女の、成熟した身体に手を伸ばす。柔らかな感触。こんな身体に劣情を抱かない男なんて、存在しない。
「長谷部先生…」
一連の行為を見せつけられてきた後ろの少女たちから、震えた声が聞こえてくる。
もう誰も頼れないのか。信じられる大人はいないのか。
佐藤知花は絶望の思いで長谷部教諭を見ていた。
「長谷部先生! 先生、高花さんをどうするつもりなんですか!」
熱に浮かされたような顔で高花アンナの胸元に手を伸ばしていた動きがビクリと止まる。
「先生、正気に戻ってください!」
正気。正気などどこにあるのか。
背後では栗橋と矢代奈々の絡みあった生殖器同士が奏でる生命の音楽が放たれている。
正面にはイリヤの乳房に顔を埋める絶対権力者、理事長の姿。
横では水着姿で精神崩壊寸前となった立ち尽くす少女たち。
この状態のどこに正気があるというのだろうか。
「あ…………うぅんっ」
そんな時、アンナが目を覚ます。
「おお、高浜…良かった、大丈夫か」
「私……いったい何を…」
アンナは周りをキョロキョロと見回す。
「あなたたちも欲望に素直になれば良いのよ」
理事長に乳房を貪られるイリヤが少女たちに言う。
その顔は蕩け、熱っぽい声であった。
「素直に……?」
アンナはその言葉の意味を測りかねてつぶやく。
理事長の後頭部を優しく愛撫するイリヤ。なでられて、ちゅうちゅう乳房を吸う音がさらに大きくなる。
「高浜アンナ。あなた、長谷部教諭に抱かれたいのでしょう? ここでは何も遠慮することはないの。教師も生徒もない、ただ男と女が存在するだけ。だったらあなたのしたいことはなに?」
「男と女? そ……そんな……あ、あたし……」
自分を支えるしっかりした男性の腕。見上げた先にあるいつもの柔和な顔とは違った表情を見せる長谷部先生の顔。
「あたし……あたし……」