PiPi's World 投稿小説

愛しきマーメイド
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 2
 4
の最後へ

愛しきマーメイド 4

流石にこれでは話が進まない。
萌は彼をあえて水泳させる事にした。好きなことをやらせれば心を開いてくれるだろうし、何よりプールは裸に近い格好にさせるチャンスでもあった。
「秘密の練習場があるんだけど、そこに行かない?」
「ここは…姉さんや水無瀬さんが通ってる高校ですよね」
「水泳部の練習ってことで、先輩がお願いして開けてもらってるの。でもいるのは私とあなたと先輩とだけだから」
「そーいうこと。時々日曜練習するから、手回しは簡単だったわ。早速着替えましょ。心配しないで。智樹と萌の邪魔はしないから」

練習の名目だったので、水姫も一緒に来ていた。
最初は三人で練習し、途中で水姫はトレーニングルームで筋トレしに行って智樹と萌が二人っきりという手はずだ。

「さあ、智樹、練習よ。まずは貴方の力を見せてあげなさい」
「ああ」

水姫に言われて、彼はプールに入る。
三人とも、準備体操は済ませていた。

「よーい!スタート!」

水姫の掛け声で、智樹が泳ぎ出す。

「速い……」

萌は感嘆の声を上げていた。
智樹のスタートも加速も、恐ろしく速い。流麗に、でも力強く、ぐいぐい進んでいく。
タイムを測ってないから正確な数値は分からないが智樹は確かに早かった。まだ中学生という事もあり伸び代はまだまだ有るだろう。
「見ての通り今の実力や将来性は間違い無く一級品なんだけど……メンタル面がちょっとねえ」
「大会とかの本番に力を発揮できないんですか?」
「そういう事。だから何かキッカケを与えて一皮剥ければ全国、もしかしたら世界すら狙えるかなと思ってるの」
「それで私ですか?」
「そうよ。やっぱり男を変えるモノと言ったら女でしょ。幸い水無瀬さんも満更でもなさそうだけど智樹は初体験の相手としてどう?」
「……私は、まあ。でも智樹くんはどうなんでしょうか?」
「ああ、大丈夫よ。クラスメイトや部員の写真とか画像とか見せたけど水無瀬さんが一番反応が良かったから」
そんな遣り取りしてる間に智樹はプールから上がり2人に近づいてきていた。
そして智樹に気付いた水姫は智樹を呼び寄せる。
「智樹、ちょっと」
「何?」
水姫は答えずに萌の右手首を掴んだ。そしてすぐそばにまで来た智樹の水着の中に萌の右手を突っ込ませた。
「えっ?!」
「うっ?!ね、姉さん?!」
智樹の抗議も無視して水姫は智樹の手首も掴み水着の上からではあるが萌の胸を掴ませた。
「きゃっ?!」
「ご、ご、ごめんなさい!ね、姉さん何考えてるんだよ?!」
「やっぱり水着の上からより直の方が良かった?」
「そ、そ、そういう事じゃ無くて!」
「直接触りたかったら自分で口説きなさい。そうすればこの立派なおっぱいだけじゃなくてバージンも貰えるわよ」
「な、何を馬鹿な事言って?!」
「嘘じゃないわよ。顔真っ赤にしてるけど智樹のチ◯ポから手を離そうとはしてないし智樹の手を振り払おうともしてないでしょう。左手は自由なのに」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す