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君の人生、変えてあげる〜第2部〜
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる〜第2部〜 6


「そうですね。そんな感じです」
周りのみんながニコニコしている。先生もその雰囲気の良さを察したのか僕に向けてニコッと笑った。
「私も武田先生、ってよりは恵令奈先生って呼んでほしいかな。みんなとは友達みたいな感覚でできたらいいから」

 その後は、軽く敬語で話す以外は本当に友達みたいに会話が進み、何人かはこの授業のうちに恵令奈先生と無料通話&チャットアプリのIDを交換して、流れで僕も交換した。深沢先生のIDも知らないのだけど…
 結局この日の古典は全く授業はなくおしゃべりで終わった。恵令奈先生は、もしかしたらクラスの何人かで遊びに行くときに来そうかもしれないくらいに近くなっていた。

「いい先生だねー。とってもかわいい人だったし」
海里ちゃんが交換したアドレスを見ながら言う。
「うーん、深沢先生心配だなぁ」
飛鳥ちゃんはまだ何か気になる様子だった。

午前中の授業は何事もなく進んでいく。
昼休みになると、僕はクラスの女の子数人と一緒に食堂に向かう。

 僕の両側にはみさちゃんと秋ちゃんの、生徒会長と副会長の妹コンビがいて、僕の後ろに飛鳥ちゃんがいる。
 「今日の放課後、新しい生徒会役員の最初の会議やるんでしょう」
 「うん…ちょっと、緊張する」
 「まあ、最初は、顔合わせくらいだと思うし」

生徒会の役員の顔触れは少しだけ変わった。よく知ってる人もいれば話したことのない人もいる。
「初めて行った時みたいに私がついて行こうか」
「うーん、いいのかな」

もちろんいい材料だってある。僕と一緒に新しく加わった文芸部副部長の佳奈さんと、引き続き会計を務める景さんの2人がいるのは大きいと思う。

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