君の人生、変えてあげる〜第2部〜 46
「大丈夫?」
僕は動きを止めて言う。
「大丈夫。ちょっと、痛かったけど、それは一瞬。続けて」
「うん」
僕は再び、狭いところを少しずつ奥へと進んでいく。
「うぅん…」
「痛い?」
「痛いわけじゃない」
「痛いわけじゃないんだけど、たっくんの、思ったよりもずっと大きくて、お腹が…苦しい」
「大丈夫。すぐに慣れるよ」
僕の代わりに言うのは奈緒ちゃん。
「綾ちゃんも無理しないで欲しいけど…動いていいかな?」
「うん」
綾ちゃんは比較的はっきりとそう答えてくれた。
そう聞いて僕は安心して、少しずつ中へと進んでいく。
「ううぅ…うん…だんだん、慣れてきた感じ」
綾ちゃんの表情も和らいで来たように見えた。
それを見て、僕は少しずつ腰を早く動かし、綾ちゃんの中に向かって力強く打ち付けていく。
グッと持って力を入れたら折れてしまうのではないかと思うくらい細い、綾ちゃんの腰を掴んでひたすら自らを打ち込んでいく。
「あっ!あああっ!!たっ、たっくんっ、ああああっ!」
「綾ちゃん、どう、かな」
「あっ!凄い、なんかわからないけど、凄い……っ!!」
制服のままの、つまり、普段と何も変わらない綾ちゃんを僕は突き続けている。そのことに改めて興奮して、僕は更に速く前後動を続けていく。
「たっくん…いい…いい…いい」
綾ちゃんはだんだん目が虚ろになってきて、うわ言のように、いい、を繰り返し始めた。