君の人生、変えてあげる〜第2部〜 32
さっちゃんはニコリと微笑む。
そしてゆっくり制服を脱いでいく。
僕は入り口の鍵を一応閉めた後でさっちゃんに近寄り、そっと綺麗な黒髪を優しく撫でた。
「嬉しい」
「僕も」
そっとさっちゃんの身体の全体を撫でていく。
「ずっとたっくんのこと考えてて、多分、その……濡れちゃってるかも」
さっちゃんは、僕の右手を取って、その、濡れているかも、と言った部分に引き寄せた。パンティの上からだが、確かに濡れていると感じられた。
「うん、濡れてる」
「そんな、言わなくていいよ」
さっちゃんは僕の手を戻し、パンティを一気に取り去った。
さっちゃんのその部分を隠しているものがなくなったのを確認してもう一度そこに手を伸ばす。さっちゃんの身体が一瞬ビクッと震えたが構わず濡れたところに指を這わせる。さっちゃんは抵抗しなかった。
「午後の授業中ずっとこうなってたってこと?」
「んあっ、それ…言わない…あっ」
背後から囁くようにさっちゃんに言うと、指先に愛液がまとわりつく。
こんなに待たせていたんだ…僕はそう思って、急ぎ制服から下着から全部脱ぎ去った。
「お待たせ」
僕は、この状況ならすぐにその濡れた場所に入っていった方がいいと考えた。
そう思って、僕は立ったままのさっちゃんの中に自らも立ったまま入ろうとした。
「ま、待って…」
さっちゃんに挿れようとしたところで止められた。
「私も、たっくんにしてあげたいから、そこ座って…」
「うん?」
「私から、たっくんに、感謝の……気持ちだよ」
そう言ってその場に腰を下ろした僕に跨ろうとするさっちゃん。
床に水滴がこぼれ落ちていた。