君の人生、変えてあげる〜第2部〜 26
天音ちゃんがこちらを振り向き、僕の肩に手を伸ばした。
何一つ隠していない綺麗な身体。
「今は私を、私だけを見てて欲しい…なんて言ったらワガママかな」
「そんなことないよ」
普段は控えめな天音ちゃん。そんなことを言う姿は意外だけど、なんだか良い。
「アスちゃんがいいって言ったなら…」
天音ちゃんが近づき、唇を寄せる。僕もそれに応えた。
どちらからともなく舌を入れて絡ませ合う。それはかなり長く、お互いが息苦しくなるまで続いた。
天音ちゃんは唇が離れるのとほぼ同時に僕の下半身の硬い部分に触れた。
「アスちゃんが、いいって言ったのは、これ見たからかな…」
そう、飛鳥ちゃんと目が合ったときには今と同じくらい、すっかり硬くなっていたのだった。
「うん…そうかも」
天音ちゃんの手がゆっくりと僕のモノを刺激するように動いていく。
「う、ううっ」
「気持ちいい?」
「天音ちゃん、知ってるんだ」
「ふふ、どこで知ったかは……ヒミツね」
はぐらかされてちょっとお返ししたくなった僕は、天音ちゃんの胸を、お尻を揉んでみた。
「あっ、いい……ねえ、たっくんは、いままでたくさんの子と…こうしてきて、慣れてるんだね」
「えっ、ああ、でも、さっき約束したとおり、今は天音ちゃんだけだよ」
「ありがと」
天音ちゃんは僕を抱きしめ、もう一度キスをする。
唇が触れ合う軽いものから始まり、そこから徐々に…僕が舌を天音ちゃんの唇の中に押し込もうとするとちょっと苦しそうに喉を鳴らす音がした。それでも天音ちゃんは懸命に僕の期待に応えようとする。
濃厚なキスはしばらく続いた。
「ふあっ………こんなの、初めて」
「ちょっときつかったかな、ごめんね」
「大丈夫。それより、もっと…」