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君の人生、変えてあげる〜第2部〜
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる〜第2部〜 23

 審判の由香里ちゃんは、特に怪我をしたなどがないことを確認すると、試合を続行させた。海里ちゃんが最後にボールに触れているので沙羅ちゃん側のスローイン。
 沙羅ちゃんがかなりゴール近くに投げたボールを凛ちゃんがキャッチ。

すぐさま凛ちゃんがシュートの態勢に入るが、そのコースを塞ぐように有佳ちゃんの手が伸びた。
ボールが弾かれ、転がっていくところを柚希ちゃんが拾いセンターサークル付近へ投げる。

「たっくん!」

完全フリーなのは僕だけだった。
柚希ちゃんの懸命のパスを受け、ボールに追いつき、ゴールに向かってドリブルする。

 斜め後ろから凛ちゃんが急速に迫ってくる。僕は思い切って、シュートした。
 僕はゴールの方を見る…入った!
 「「やった!」」
 4人のチームメイトと喜び合う。僕にとっては沙羅ちゃんチームからの初めての得点。

 そして沙羅ちゃんのスローインは結構伸びて一気にこちらの陣の近くまで行く。僕たちは急ぎ自陣に戻る。

凛ちゃんや梨奈ちゃんが速攻で前線に走るが長いパスを天音ちゃんがカット。
一転こちらが攻めに移る。
沙羅ちゃんが天音ちゃんの前に出て行く手を阻むと、すかさず海里ちゃんがサイドを走りボールを回す。
そのままゴール下まで一気に駆けてシュートして得点。
僕らのチームは試合を有利に進められ、試合にも勝利した。

 この初戦の好調の勢いで、僕たちのチームは順調に勝ちを重ねていくことができた。僕も、一試合複数回のゴールを決められるようになってきた。
 「たっくんがいるチーム不公平だよ」
 なんていう言葉も聞こえるようになってきた。
 でも、活躍できるのは、素直に嬉しい。

 そして、早めに授業が終わる。体育館内のシャワーを浴びに行くようだ。
 前回のバスケはそれどころではなかったからそれは気づかなかった。

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