君の人生、変えてあげる〜第2部〜 21
体操着に着替えるだけだが、スポーツブラ?のようなそれ用の下着に着替えるために下着を外している子が結構多い。
そして海里ちゃんはパンティ一枚になり、その豊か過ぎる胸を僕の目の前に晒す。
そうして、シャツだけになっていた僕にもう一度一瞬抱きついてすぐに離れた。
「はは、海里のスキンシップがどんどん過激になっていくねぇ」
有佳ちゃんが笑う。
「たっくんはモテるからなぁ」
莉緒ちゃんが下着を外しながら言う。そんな莉緒ちゃんの身体も結構、刺激が強い。
「僕はそうは思わないんだけどなぁ…」
この学校で唯一の男だと言う意識はある。皆が僕を好きでいてくれるのは嬉しい。それがモテる、という意味なのかはちょっとわからない。
「はい、早く着替えよう」
飛鳥ちゃんの言葉で、みな着替えを進める。僕も急ぎ着替えてまた一人さっきの扉から出て体育館に向かう。
今日も最近の体育で続いている、バスケだ。
ここ何回かと同じチームに分かれて準備運動をする。
パス回し、シュート練習、作戦会議。
この前は梨奈ちゃんと天音ちゃんがぶつかるというアクシデントがあって中途半端なところで終わってしまった。今日は怪我なく頑張ろう。
「梨奈ちゃん、頑張ろう」
「今日は周りをしっかり見てやるからね!」
「試合始めるよー」
奈々子先生が声を出して指示をする。
僕のチームは有佳ちゃん、海里ちゃん、操ちゃん、天音ちゃん、それに柚希ちゃん。
また、相手はあの日と同じ沙羅ちゃん、凛ちゃん、純菜ちゃん、梨奈ちゃん、文乃ちゃんに海咲ちゃんという6人のチームから始まる。
ジャンプボールで沙羅ちゃんがボールをはじいたのは同じだが、そのあと僕と有佳ちゃんで足の速い沙羅ちゃんが進むのを阻止した。