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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 10

比江島さん自身は被害に遭って以降別人のような姿になっているけど、それとは何か関連があるのか、もしかしたらそうすることで被害自体をなかったことにしようとしているのかもしれない。経緯はどうあれ私も含めて心に闇を抱えてしまっているわけだ…

「明日も来ますね」
「いつでもいいよー、どんどん頼って!」

こころ先生の可愛い笑顔は私にとっても癒しそのものだ。


カウンセリング室から昇降口に移動し靴を履き替えて帰り道。入り口では親友が待っててくれていた。

「ごめん、待ったよね」
「心配しなさんな、ヒナの為ならあたしゃ何時間でも待つぞ」

千倉翼は本当によくできた奴である。

「今日はさっちゃんとはーさんも誘ったからさ」
「えっ、マジ?」
さっちゃんは皐月、はーさんは初音、2人とも中学時代の親友で今は別の高校に通っている。この2人は私同様、イケメン先生の都合の良いセフレだったこともあり、それで翼共々仲良くなれた。

さっちゃんこと百瀬皐月は、タイプ的にはアンリ先生や霧香センパイに近いかもしれない。
ポニーテールの長身美少女で、凛とした剣道少女。
女子から見てカッコいいタイプで、後輩女子からの人気は絶大なタイプだ。
ただ、本人は可愛い物が大好きだし、女の子らしく可愛がられたいタイプ。
そんな所をイケメン先生に巧みに口説かれたみたいだ。

はーさんこと黒岩初音は、俗に言う委員長タイプの真面目な子。
きっちりしている優等生と言う印象だ。
でも本人はこの優等生を続ける事に疲れを感じていたらしく、そんな所を見抜いたイケメン先生のこれまた巧みな口説きにやられたみたいだ。

そして本命の翼と違い私達三人はイケメン先生の都合のいい女として仕込まれ、結構変態的なプレイとかもされてきた。
でも、そんな事に三人共恨みは無いどころか、いい思い出的な気持ちしかない。
むしろ翼なんかは羨ましいと口にするぐらいだ。

私達は、イケメン先生が転任した後にお互いが彼と行為してた事を知ったが、当時は先生がいなくなったショックを共有する仲だった。
多分先生が居てる時に知ったら、先生の寵愛を巡ってライバルになっていたかもしれないが、先生が居ないから互いに慰め合う関係から始まった訳だ。
そこで答え合わせ的にそれぞれがどうセックスしてたかを知り、それぞれ若干違う事も分かった。
そのポイントがまた巧みで、モテる男は違うなと感心するしかなかった。

そんな風に4人共、傷心どん底は夏頃まで続き、転機になったのは4人で夏休みに行った海へのお泊り旅行。
行った海で1時間程遊んでた所で十人組の大学生男子にナンパされ・・・
お酒飲まされて、そのまま物陰に連れ込まれてエッチに至り・・・
帰る直前までヤリまくられてしまった事があった。
逆にそのお陰で全員イケメン先生への想いが吹っ切れた気はする。

もちろん自分たちが楽しんだだけではない。お互い精神的にも成長できた。
モテる男を巡って争うなどの愚は犯したくないし、女をモノ扱いしたり手段を選ばすヤッた事を自慢にするような男を自分たちの学校からは出さないと誓った。
私達はスクールカーストの上位にいるからとその男子に靡いたりしない。むしろ報われない男子が悪堕ちしたり不登校になったりするのを防ぎたい。
女子からすれば、どの運動部が活躍しようと関係ないし、むしろ悪目立ちされたほうが迷惑だ。
悶々としている男子を無理にでも誘惑して童貞を卒業させれば、前向きに人生を歩めるようになって学校にも貢献するようになる。
同じ利用するにしてもイケメン先生なんかよりも良心的にいきたい。味方を作って情報が共有できればレイプも防ぎやすくなって女子にも得になる。

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