PiPi's World 投稿小説

学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 7
 9
の最後へ

学園ご意見所X 9

「もしかして上川さんも・・・」
「上川さんは西浜さんと精神状態も状況も違うから、カウンセリング方法は全く違うわ」

そうなんだ・・・
てっきり上川さんも女同士でとか思ってしまった。

「上川さんは信用できる男の人とカウンセリングしてるわ・・・あのままじゃ変な性癖つきそうだったから」

こころ先生によると、上川さんのタイプは女同士の性欲発散ばかりだとレズに目覚めて男子を敵視しちゃうから良くないらしい。
逆に私が女の子達の中に放り込まれたのは、意味があったって事か・・・

「西浜さんの場合、あのまま彼がいなくなってなければ・・・3年間彼の肉便器になってたパターンね」
「意外と一回やったら満足すると言うか、肉便器居る期間は大人しかったらしいわね彼・・・」

3年間肉便器・・・
それを聞いて恐怖感は無く、逆にお腹の中がズキンと熱く脈打つ。
イケメン先生との逢瀬を考えたら、私ならありえるかもしれないと、どこかその言葉に納得するものがあった。

「被害者リストとかは元用務員から直接聞き取りしてまとめたもので信憑性は確かみたいだけど、被害者の殆どは口をつぐんで実態は余り分かってないわ」
「彼は襲った女の子は殆どの場合一回か数回程度しかやらなかったみたいだけど、被害者のうちの数人は常習的に性行為する間柄だったみたいね」
「レイプして相手探し・・・毎日ヤレる相手がいたら比較的大人しくなる・・・そしてその子が卒業したら相手を探して大々的にレイプ・・・なので被害者は年代が重複する傾向があるみたいね」

もしかしたら、愛華センパイが入学する前の年までは、元用務員にお相手がいたって事かもしれない。
ただ、愛華センパイがあれこれするから彼はその年はレイプできなくて・・・
次の年に入学前の私達を襲ったのかもしれない。

「唯一、元用務員の肉便器やってた子で話をしてくれたのは、美里すばる・・・私の同級生ね・・・彼女、本名は岸里絵里子・・・美里すばるの名で卒業後爆乳AV女優になって大ブレイク・・・そしてアメリカに進出して、瞬く間にトップのポルノスターになってるわ」

「ぽ、ポルノって…やっぱりそんな…」
もし高校生活を肉便器として過ごすことになったら、私もそういう道をたどることになってたんだろうか。

「私がカウンセラー始めたころに会ってね、その時話してくれたんだ。最初は合格発表の時、一人で帰ろうとしたときに襲われて。彼女もそれでハマっちゃって、以後3年間、放課後に呼び出されて人気のない場所でするのが日課になってたとか」

こころ先生の話によると、彼女も在学時代からアンリ先生と同じく仲の良い先輩で、卒業後再会した時に今の仕事と過去の話をしたみたい。
ただ話を聞いた当時は、相手が元用務員だと言う事はぼかされたらしいが、後に元用務員からの聞き取りで相手がそうだったと分かったらしい。

美里すばるを含めて元用務員の肉便器だった数名は、その殆どが性風俗関係で大成功してるらしい。
そしてその他の被害者と同じく、被害については口を噤んでいる。

「みんな成功してるから、レイプ被害を喋るメリットなんて無いのよねぇ」
「そうよね、西浜さんだけ何故漏れたのか分からないわ」

私も公式にはレイプ被害は無かった事になってるのだが、入学した時から公然の秘密として出回っていた。
本当に腫れ物扱いと言う奴だ。
愛華センパイやアンリ先生がいなかったら壊れていたかもしれない。

「まぁ、男子の1人や2人、ヤラせろって言われてもおかしくないかと思ってましたけど、それすら無いぐらいの腫れ物扱いですからねぇ・・・幸か不幸か」

レイプされるのは女が悪いとか、逆に誘ったんだろうとか言う人もいないし、カラダの関係だけ迫ってくる男子もいない。
見事なぐらい遠巻きなのだ。
アンリ先生が色々気にかけてくれるから虐めとかは無いけど、本当に関わりたくないと言う感じの扱いをされている。
これがどう扱っていいか分からないと言う遠巻きなら、そこまで深刻にならなくてもいいと思うし、愛華センパイやアンリ先生が居て、翼との友情関係も変化が無いから私としてはそこまで問題じゃない。

「比江島さんは・・・彼女は特に何も無いのですか?」

もう1人の被害者、比江島さんについても聞いてみた。

「比江島さんはねぇ・・・一応面談もしたけど、頑なに大丈夫って言い張ってる上に、被害に合った事も認めていないのよ」
「元用務員を詰問した時に持っていた画像データを回収した中で彼女もいたけど、本人が大丈夫と言い張り被害も否定する以上、こちらは何もできないわ」

こころ先生やアンリ先生も比江島さんと面談はしたみたいだ。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す