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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 90

「遼くん・・・真剣にオトす気でいらっしゃい」
「そんな事言ったら、僕本気になりますよ」

画面の向こうで少し挑発的な愛華センパイと受けて立つ気の三笠くん。
美男美女だけにやり取り一つ一つがドラマみたいだ。

「そうでなきゃ、面白くないわ」
「面白くないですよね」

部室にある古びたソファーに三笠くんが愛華センパイをゆっくり押し倒す。
大概私が愛華センパイに可愛がられているソファーだ。

そしてキスを何度もしながら愛華センパイの胸を弄る三笠くん。

「あれだな、潤の方が上手い」
「そうね、菊沢先生より力強さが無いわね」

霧香センパイと友梨菜センパイは楽しく無責任に好き放題論評している。
まぁ、いまの論評は私も同意だ。

「でも、逆を返せば・・・菊沢先生より上手く、倉本くんより力強いのよね」
「そう言う事ですね、こころ先生」

つまり三者三様でいい所があるって事だろう。

そんな話をしてる間にソファーの下に愛華センパイのスカートや下着が落ちていく。三笠くんは瞬く間に愛華センパイを裸にしてしまったようだ。完全に手慣れた男のやること…思わず息を飲んだ。

「ふあああっ…そこっ、そこだよ…」
三笠くんが覆いかぶさったその後ろで愛華センパイの両足が大きく広げられた。
「んあ!あっ!指、もう1本、くるの…!?」

元用務員のおじさんに犯されてた時は獣のような絶叫だった。
今は三笠くんにねちっこく攻められて甘い声を上げる愛華センパイ。ちょっと複雑な気持ちだ。

「いいわ!三笠くんっ!もっとやれーっ!」
「三笠弟っ、愛華をコマしてしまえーっ!」

ノリノリの友梨菜センパイと霧香センパイは何故か三笠くんを応援。

「どっちの味方してるんですかぁ・・・」
「いいんだよ・・・美男美女のカップルでお似合いなんだから・・・」

私はその時ふと見た霧香センパイの笑顔に凍りついた。
霧香センパイの笑顔には、何の感情も感じられなかったからだ。
まるで笑顔の仮面であるようだった。

「オレも友梨菜も梓も、そして愛華に共通するのはさ・・・男に何の感情も抱けないんだよ」

その言葉に身震いする。
確かそれぞれが過去に色んな問題を抱えて男性不信になってもおかしくないと聞いた。

「でも、それが不健全だとは分かっているのよね・・・男に愛されて可愛がられてきたヒナちゃんを見ているとね」
「センパイ・・・」

三笠くんを応援してるのは、愛華センパイに幸せになって欲しいからかもしれない。

「でも、それで・・・」
「うん、幸せになれるかどうかなんて分からないさ・・・でも、何かが変わるきっかけになればいいな」

モニターの向こうで愛華センパイが甘い声をあげる。
それを見ながら、なんかしんみりした空気になってしまう。
申し訳ない。ごめんなさい愛華センパイ。

「落ち込むな、ヒナが悪いんじゃないんだからさ」
「霧香センパイ…」
ポン、と肩を叩く霧香センパイの方に身体を寄せてもたれかかる。

「アイツにも覚悟があっての作戦だったんだな、オレは…応援してるぜ、愛華も三笠も」

何時もながら霧香センパイは惚れてしまいそうなぐらいイケメンだ。
小松台の美少女ランキングにも、イケメンランキングにも名前が連なるのも納得しちゃう。
私は抱き寄せられてるから、手で見事な霧香センパイの腹筋を撫でる。
何て言うか至福過ぎる。

因みに霧香センパイも左右に私と友梨菜センパイを侍らせておっぱいを鷲掴みと言うイケメンハーレムの主になりきってる。
こころ先生がそれを見ながらニヤニヤしている構図だ。

「おっ!ついに合体!」
「マナちゃんいい顔見知りよね」
「このまま変形しねーかなぁ」
「愛華センパイを何だと思ってるんですか、全く!」

私達はもう完全に野次馬である。
画面の中の愛華センパイは三笠くんに突かれて甘い声を上げている。

「ふふ・・・私の膣内いいかしら?」
「悔しいなぁ・・・ちょっと」

愛華センパイの言葉に苦笑気味に答えを返す三笠くん。

「だから、本気でオトす気で来なさい」

愛華センパイの挑発的な笑顔。
この顔の時は本気だ。

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