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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 62

「あのぉ・・・そう言う話じゃなくて・・・」

話の方向が自分の思わぬ所に行っている谷野先生も戸惑っている。

「安心して!、菊沢先生も谷野先生も私が受け止めてあげるからっ!」

えっ、何この展開・・・
超絶熱血な目でミク先生は菊沢先生と谷野先生の手を取る。
確かに某修造ばりに熱血なミク先生だけど、これは予想外過ぎる。
こころ先生と愛華センパイが互いに親指を立て合うが、一体どんな説明をミク先生にしたんだろうか・・・

「あっ、やっぱり渡部先生は凄いです!」
「ふへっ、何でこうなるのっ!」

別のスイッチが入ったように感動する菊沢先生と、慌てふためく谷野先生。
それを見ながら美少女四天王がサッと離れていく。

「はい、ごゆっくりー・・・ミクちゃん後は任せたー」

愛華センパイが笑顔で手を振り、私の背中を押して部屋の外に向かう。
混乱しながら外に出る私の隣で遥先生が笑って言う。

「さて!飲み直しね!」

遥先生がテーブルにシャンパン、それにワインのボトルをドン、と勢いよく置いた。いつの間にこんなの仕入れてたんだか、こころ先生も瞳キラキラしてるし。

「こころん、はるはる…」
「ん?どーしましたアンリさん」
「今夜は覚悟しておきなさいね」
「覚悟するのはアンリ先生ですよねー!!!」
愛華センパイがアンリ先生の背後から抱きつく。

隣から漏れ聞こえる激しい男女の声を聞きながら、私たちも甘いまどろみの中…
あ、アンリ先生は皆さんから攻めまくられてました。どうやら総受けのようです。
楽しい夜でした。思い出すと今でも鼻血出てきそう…




「遥センセとこころんさんが大人の遊び場に連れてってくれるよー。ヒナちゃんと翼ちゃんも参加されたし」

ある週末、愛華センパイから朝一でそんなメールが。
大人の遊び場…遥先生とこころ先生が…いったいどんなところに連れてってくれるのだろう、と少なからず期待を抱き、翼も誘って(二つ返事で「行く!」と言ってきました)集合場所の駅へと向かう。

いたのは愛華センパイ・霧香センパイ・遥先生・こころ先生・それと梓センパイ。
アンリ先生は「趣味が合わない」と誘いを蹴ったらしく、友梨奈センパイはちょっとした家族サービス(こっちにはうちのお母さんが同行してる)で不在。

「大人の遊び場、って?」
「うん、行ってみたらわかるよー」
こころ先生はニコニコ。なんか軽い旅行行くみたいな荷物ですけど、いったい何だろう。

「美味しい食べ物もいっぱいあるしね!」
「うまくいけばお金も儲けられるよー」
そ、そんな場所っ!?先生方、怪しいところじゃないですよね?

「ま、行ってのお楽しみさ」
霧香センパイに肩をポンと叩かれ駅の改札をくぐり、電車を乗り継ぎ、やってきたのは…


「あっはは、確かに大人の遊び場だね。美味しいモン食べれてお金も儲けられるかもしれないって」
「ヒナちゃん、絶対エロイこと考えてたろー」
「……ごめんなさい」

やってきたのはなんと、競馬場でした。
翼の言う通り……うん、確かに。

「でもなんで私たちまで」
「それはねヒナちゃん、ある依頼が来ていた」
愛華センパイがスッと私の隣に来て、もう一つの目的なるものを話してくれた。

「謎だらけの数学教師、桜庭麗ちゃんの正体をつかめたのさ。乗馬が趣味の彼女は、実は競馬界の大物の孫娘だったってね」

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