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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 53

改めての挨拶。
お母さんに聴くと、愛華センパイと霧香センパイのお母さん達には良くして貰ってるようだ。

「愛華センパイって、プロレス好きなんですか?」
「困った事に大好きらしいね・・・しかもうちの娘より才能あると来てる」

肩をすくめてルカさんが笑う。

「霧香センパイの方が強いんじゃあ?」
「強さだけじゃないのよプロレスは・・・霧香の奴は魅せる部分が下手くそでね・・・同じ種で産まれてるのにねぇ」

ん・・・
何か問題発言があった気がする。

「同じ種って・・・」
「そうだよ、戸松の奥様の旦那に孕ませて貰って出来た子が霧香さ・・・あの子の存在があたしの奥様に対する忠誠の証さ」

と、言う事は・・・
愛華センパイと霧香センパイは異母姉妹・・・
2人の関係を見てると、何かそれが素敵に感じた。
私と翼も同じ人の子供が欲しいなんて言ってただけに共感できるものがあった。

「まっ、ここの子達も戸松家には並々ならぬ世話になってるから、奥様だけじゃなくお嬢さんにも忠誠を誓ってるよ」

ルカさんはそう言って笑う。

「まあ、お嬢さんのデビューはして貰いたくないけど、うちの娘と梓ちゃんはデビューさせる方向さ」
「梓センパイもですか?」
「ああ、AV業界から引き抜いてやった・・・まぁ、近年の女子プロレスはビジュアル重視だし、本人もセンスはあるしお嬢さんの役に立ちたいと思ってる・・・それに肉体の発散が性欲の発散に繋がる事もあるのさ」

確かに自由なプロレスを標榜する団体と言われるだけに、色んなタイプの人がいるけどルックスは総じていいと思う。
それに梓センパイも割と背が高いし、あのルックスならプロレスのコスチュームが似合うだろう。

「さて、本題・・・ここにお嬢さんがひなたちゃんを連れて来たのは会わせたい人がいるのよ・・・入っておいで!」
「失礼します!」

入って来たのは、この団体のベルト保持者でルカさんに次ぐ若手エース、紅月綾さんだ。
グラビアアイドルのようなルックスの爆乳美女ながら、ルカさんに対抗できるぐらいの実力がある人気レスラーだ。

元々デビューは別団体。
最初はルックスだけの弱いレスラーだったけど、数年前にこの団体に来て頭角を現した人だ。
そしてプロレスだけでなく、テレビのバラエティ番組などでも活躍している。

「綾、この子が前に言ってたあんたと一緒・・・用務員にレイプされた子」
「あっ・・・私が話してたら、そんな目に合わせてなかったと思えば・・・何か申し訳ない!」
「いえ、別にいいんです」

リストには彼女の、名前が無いと一瞬思ったが、そう言えば本名じゃなくリングネームだと思い出した。

「まっ、別に綾に謝罪させる為に呼んだんじゃないさ・・・ひなたちゃんに綾を紹介したかっただけだから」

ルカさんがそんな風に言う。
私も特に彼女を責める気なんてない。

「私は初めてだったし、アソコをぐちゃぐちゃにされた上に尻までおかしくなったのよ・・・まぁ、それだけされて自衛の為にレスリング始めたらここまでなれたから・・・」

そう言う綾さん。
初めてであの巨根は死ぬほど辛かったたろう。

紅月綾―本名は赤城綾子さん。
用務員にレイプされたのが7年前というから、アンリ先生やこころ先生の在学中だ。

「綾さんは強い人ですね」
「そんな…あの時は、襲われて初めて失った後は1週間くらい引き籠ったんだよ。いつまでたっても変質者が捕まらないって言うから、ずっと怯えながら生きていかなきゃいけないのかって不安になって、それで、自分も強くならなきゃって思って始めたのがレスリングだった」

そうやって考えられるのが私との違いかな。
その当時はつらかっただろうけど、今の綾さんにそんな面影は全くない。

「実は最初に買ったのが覆面なの」
「リングで使うんですか?」
「違うわ、強くなればあいつに復讐できるけど、顔バレは嫌だもんね。こっそり一人で買いに行ったの。投げ技を覚えるたびに、これならあいつをアスファルトに叩きつけれるって、思った」
「つまり、いつでもやりに行けると思えば、怖くなくなるって」
「もっと過激なこと考えてる子もいて、命は取らないけどアソコを切り取っちゃおうって。ホルマリン漬けにして、それを見ながら飲むお酒は美味しいかも」
「確か、ロシアの怪僧ラスプーチンのモノも展示されてるらしいですね」

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