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学園ご意見所X
官能リレー小説 - 学園物

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学園ご意見所X 35

「それなりの煽りの見出しと文章入れて、後は本人や周囲のインタビューを入れれば、真相は兎も角面白い記事は書けそうだね」

よっと声を出して私を軽々と抱き上げる霧香センパイ。
しかもお姫様抱っこと言うやつで、愛華センパイからズルいと言う声がかかる。
本当にイケメン男子がそうするように、私の体重を感じさせない動きで私を抱きながら椅子に座る。
当然私は霧香センパイの膝の上だ。

「記事の事は兎も角っ!私のヒナちゃんを取らないでっ!」
「ふふん、オレのヒナでもあるんだよ」

そう言って頬を撫でられると、頬がカッと熱くなってくる。
本当に何と言うか、大したスケコマシだ。

「まぁ、アンリ先生に聞く所からスタートだね」

そんな風に言いながら私にキス。
キスしながら優しく髪を撫でてくる動きにうっとりしてしまう。
もうどうにでとしてくれ的なまな板の鯉になっていく心境だ。

「そうだけど・・・私のヒナちゃんを返してってば!」
「駄目だね!」

何て言うか、こんな事されると霧香センパイに惚れてしまう。

なんかこうされてるとホント、霧香センパイって同性なのがもったいない、って思ってしまう。
いや、同姓だからこそいいのか?これがホントに男だったりしたら、ハマり過ぎてダメになっちゃうかもしれない。霧香センパイだってそのうち誰かに刺されそう。現に今の愛華センパイがちょっとヤバい。

「ヒナちゃんは私のモノ……っ!?」

霧香センパイは私を抱えながら器用に愛華センパイにも近づきそっと耳元で囁いた。

「愛華も後でたっぷり可愛がってやるから」
「ほっ、ホントなの!?本気で言ってる!?」
「オレが嘘ついたことあったか?」

霧香センパイがそう言うと、愛華センパイがトロンと蕩けたような表情になる。
この2人、幼馴染の関係になるのだが、2人の話によるといつのまにかこう言う関係になったのだと言う事。
霧香センパイによれは、小学生の頃に勝った方が負けた方を舎弟にすると言う勝負で愛華センパイが勝ったらしく、そこからそんな関係に発展したみたいだ。
中身までイケメン男子な霧香センパイも自分が女である事は否定していないが、愛華センパイと同じく男女関係は謎だ。
常日頃から愛華センパイの愛した男の子を一緒に産むと公言してるから、レズ一辺倒では無いとは思われる。
ただ、愛華センパイと霧香センパイが並ぶと美男美女のカップルとか言われるし、本人達も満更でなさそうだから、真相は謎ではある。

「そう言えば、ヒナちゃんのカノジョの翼ちゃんもここに入ってくれる事になったんだよ!」
「千倉翼だっけ?一年のエロカワ美少女だからチェックしてるぜ」

おー、翼も既にチェック済みなんだと感心してしまう。

「あと、倉本潤くんもね」
「ああ、倉本はオレが見ただけで死にそうな顔してたな・・・あれだけの美少女なら可愛がってやるだけなのにさ」

潤くんを美少女扱いするのも何だかとは思うけど、確かに美少年と言うより美少女的だ。

「で、美少女ハンターの霧香は葛城先生はどうなの?」
「美少女ハンターって言い得て妙だな・・・まあ、あれはアンリ先生の獲物じゃないのかな」

口には出さないが、確かに霧香センパイは美少女ハンターって表現でいいと思う。
本人も否定しないし。
でも、私は美少女では無いと思う。

「だが先ずはヒナのこのおっぱいを堪能してからだ・・・友梨奈んとこの子なんて、おっぱい小さいからオレの事子供って言いやがったんだぜ、チクショーめっ!」
「いやそれは、霧香があの子達と同レベルで遊ぶからだと思う」

愛華センパイのツッコミは正しい。
子供相手にすると、同じ目線で遊べるのが霧香センパイだ。
同世代なら女子から圧倒的人気だけど、子供相手ならそれだから男女問わず人気なのだ。

男前。強い。セクシー。霧香センパイを表す言葉、あげていったらきりがない。普段は男言葉であんまり乙女っぽいところがない人だけど、愛華センパイに攻められるとちょっとかわいいとこも出る。

あと、霧香センパイはこう見えて心優しい。
子供にも大人気だしおじいちゃんおばあちゃんにも頼られる。老若男女から親しまれるセンパイ。カッコいい。
霧香センパイのお母さんが所属する女子プロレス団体は地元でボランティア活動にも精を出していて、娘であるセンパイもたびたび参加してるらしい。


「あらあら、お取込み中ってか三角関係なのか、仕事はどうしたのよ」
「あぁアンリ先生ちょうどいいとこに」

なんかあきれ顔のアンリ先生。ノックもせず堂々部室に入ってきた。ノックくらいしてください。

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